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あの日から。
気づけば、Sと話すのが当たり前になっていた。
2話 少しだけ、嬉しかった。
おはよー!
誰かの声。
笑いながら追いかけっこしている男子。
窓際で話してる女子。
いつも通り。騒がしい教室。
Mはランドセルを置きながら教室を見回した。
────居た。
窓側の席。
顎杖をつきながらぼーっと外を見ているS
見つけた瞬間。
少しだけ安心する。
M
その感覚に、自分で少し戸惑った。
なんで安心するんだろう。
別に約束してるわけでもないのに。
ただの友達。
SはMに気づき。
S
S
M
S
また笑う。
なんでもない。
本当になんでもない会話。
でも、その時間が少し好きだった。
休み時間になると。
M-!
って呼ばれる。
最初はただの隣の席だった。
一日の中で1番話し相手になっていた。
S
M
S
M
S
M
S
M
S
M
くだらない話ばっかだった。
何を話したかなんて覚えてない。
でも気づけば。
でも。
笑ったことだけは覚えてる。
Sはよく笑う人だった。
そしてMもSと居る時は、よく笑った。
ツボ浅い同士。
だから周りからもよく言われた。
生徒
生徒
そんな言葉を聞く度
少しだけ恥ずかしかった。
でも
嫌じゃなかった。
ある日。
授業中に先生が言った。
先生
クラスのみんなが話し始める。
Mも隣を見る。
そこにはSがいた。
S
M
S
M
ふたりで小さく笑う。
先生の怒られそうになって、また笑う。
本当にくだらない。
でも楽しかった。
給食の時間。
S
M
S
M
昼休み。
鬼ごっこしている男子たちを見ながら話す。
帰りの会。
眠そうなSを見て笑う。
特別なことなんて無かった。
ある日の帰り
Sが急に言った
S
M
S
M
S
M
S
また笑う。
Sは少し考えてから言った。
S
M
S
M
Mは一瞬だけ言葉に詰まった。
M
S
そう言ってSは笑った。
なんでもない会話。
それだけなのに
なぜか少しだけ嬉しかった。
S
M
家に帰っても。
その言葉を思い出してしまう。
「そういうところ面白い笑」
別に特別な意味なんてない。
分かってる。
でも
少しだけ嬉しかった。
その頃にはもう。
学校へ行くのが楽しみになっていた。
友達に会えるから。
授業があるから。
それもある。
でも
朝、入った時
Sがいるか探してしまう知らない自分がいた。
見つけると安心して。
話せると楽しくて。
笑うと1日が明るくなった気がした。
もちろん
その気持ちの名前なんて知らない。
これが好きだということも知らない。 この頃は。
だからMは思っていた。
Sはただの友達だって
学校で1番笑う友達。
学校で1番話す友達。
それだけだって。
でも
ほんとにそうだとしたら
どうして。
次の日も
その次の日も。
教室に入る度
一番最初にSを探してしまうんだろう。
───────続く
コメント
1件
おつかれさま〜!!第2話読んだよ🌸 もうね…「なんで安心するんだろう」「ただの友達」ってMが自分に戸惑ってる感じ、すごくわかる〜😭💕 日常の何気ない会話とか「笑」の連続が逆に尊すぎて、青春のキラキラ感が画面越しに伝わってきたよ!! 特に「くだらない話ばっかだったけど笑ったことだけは覚えてる」ってところにドキドキした…それが一番エモいやつだよ✨ 2人の距離がじわじわ縮まってく感じ、この先が気になりすぎる〜!!次話も楽しみにしてるね⋆♡