瀬那
竜胆
瀬那
蘭
俺達兄弟は仲が良かった
その代わり
親の関係はギスギスしていて
瀬那は毎日母親に泣かされていた
瀬那
瀬那
瀬那
母親
母親
母親
瀬那
竜胆
母親
蘭
蘭
母親
竜胆
母親
母親
竜胆
蘭
蘭
蘭
母親
瀬那
瀬那
竜胆
瀬那
瀬那
母親
母親
瀬那
母親
母親
瀬那
母親
母親
瀬那
バキッ
蘭
母親
母親
瀬那
竜胆
瀬那
瀬那
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
瀬那
俺はあの時
嘘でも"血が繋がっている"と
言っていたら
あんな事は起きなかったんだ
瀬那
竜胆
瀬那はキッチンに向かって行ったんだ
母親
でも
俺は兄ちゃんと母親に気をつられて
気づけなかったんだ。
蘭
母親
母親
バキッバキッ
竜胆
蘭
竜胆
この時の兄ちゃんをめれる人は
居なかっただろう
竜胆
バキッ
母親
竜胆
俺はいつの間にか泣いてしまっていた
俺が冷静になってたら
誰もタヒぬことはなかった
竜胆
蘭
蘭
竜胆
バキッ
竜胆
竜胆
俺は兄ちゃんに殴られた
蘭
蘭
蘭
竜胆
母親
母親
瀬那
その時瀬那がこちらに向かって歩いてきた
グサッ
今でも覚えてる
瀬那の辛さが詰まった
苦しい音
母親
母親
母親の腹は真っ赤に血で染まっていた
蘭
瀬那
竜胆
母親
蘭
この時俺が
瀬那を見ていてあげたら
瀬那
瀬那
グサッ
竜胆
蘭
蘭
瀬那
瀬那は自分を刺した
大量の血から
瀬那は助からないことが
俺達には分かってしまったんだ。
竜胆
蘭
蘭
瀬那
瀬那
竜胆
竜胆
蘭
蘭
瀬那
瀬那
瀬那の目が閉じた
竜胆
蘭
そうだ
この日は俺達と瀬那が出会った日だ