「あなたといると、時々
途方もなく
泣きたくなるときがあるの」
私が言えば、彼も言う.
「…僕もだよ」
【好き、過ぎて】
ちの
そう静かな部屋のなか
言ってみれば、
彼の優しい表情に
合った声で言う.
一颯
そして、再び
沈黙が私達の間に流れる.
ちの
ちの
ちの
ちの
そう言った私に、
彼は声を出さずに笑う.
そして、
” 僕もだよ ” と言うのだ.
ちの
一颯
なんて彼はまた笑う.
ちの
一颯
ちの
ちの
一颯
彼は ” 何が?” とは言わず
” どうして?”
と私の言葉の意味を
わかった言葉を吐く.
ちの
ちの
ちの
ちの
” いつだって私ばっかり、
あなたでいっぱいなんだ. ”
__そう、
堪らず涙するほど、
私は彼が好きなのだ.
ちの
私がそう言うと、
黙って聞いていた彼が
呆れたように息を吐き出す.
一颯
彼はそう言って、
私の頬を包み込むように
手を伸ばす.
ちの
そんな私の言葉で
彼は顔を俯かせた.
一颯
一颯
そう問う彼に返す言葉が
見つからない.
一颯
一颯
一颯
一颯
一颯
ちの
一颯
一颯
一颯
ちの
一颯
一颯
そう弱々しい力無い声で彼が言う.
同時に顔をあげた彼は
泣きそうな表情をしていた.
ちの
そう思わず謝った私.
一颯
一颯
そう言った彼は私にキスをした.
そして、彼は痛いくらいに
私を抱き締めた.
一颯
一颯
一颯
一颯
一颯
そんな彼の言葉にただ、
ひたすら首を左右に振る.
一颯
一颯
そう言って困ったように笑う彼が
愛おしくて堪らない.
ちの
ちの
私もまた
力一杯に彼を抱き締めた.
一颯
一颯
そうそれは
” 別れよう ” という言葉だろう.
ちの
ちの
そう私が言えば、
彼はまた声を出さずに笑う.
一颯
” でも ” と続けた彼.
一颯
一颯
ちの
そうまた謝れば、
彼は静かに首を振る.
一颯
一颯
一颯
一颯
そう言って笑う彼は、
私の好きな人.
ちの
私の言葉に返ってきたのは
一颯
彼の優しい声と、
優しい温もりでした.
短編です!!🙌 読んでくれて📖 ありがとです!!🥀 ぜひ他のも 見てみてください!!😊
コメント
2件
最高です‼️‼️‼️
めっちゃいいと思います!もう確実にバカップルですね!爆笑