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*使用している写真は、自分で撮って編集機能で加工したものとなっております
仲良し家族Youtuberだけど実際はDVや不倫で離婚してた、と言う話は結構目にしますね…😨 子供で登録者を釣る…まさに現代の闇だと思います。 実の親を他人行儀な呼び方で呼んでいるのも、冷めきった関係が伺えます😨 (クッ…すんなりと「ばん」以外の読み仮名が出て来てしまった…)
うちのオトナ二人肝入りの装飾が壁を飾るリビング、それをロウソクの火が照らす。
産んだ人
産んだ人の番
産んだ人
産んだ人の番
二人
産んだ人
産んだ人の番
僕をにこやかに見つめる二つの顔。
その瞳、その心に僕は映っていないのだろう。
でも僕は「純朴で扱いやすいコドモ」を演じ、瞳を輝かせながらケーキの上の炎を吹き消した。
二人のおままごとに付き合っていれば、普段も今みたいな「優しいパパとママ」でいてくれるから。
産んだ人
産んだ人の番
産んだ人
産んだ人
産んだ人
産んだ人
産んだ人
「産んだ人」は、「番」の向ける機械の向こう側にいる人に笑顔を振り撒いた。
この二人はMeTuber。
僕の顔が整ってる、と周りがチヤホヤする事に目をつけて
僕を「中性的アイドル」扱いしてネットで有名になった。
僕はあんなドレスなんていらない、カッコいいTシャツが欲しい。
「澪」なんて、男だか女だかわからない名前も大嫌いだ。
でも自分の欲しいものをせがんても
「古臭い『男らしさ』ムンムンで多様性社会に合わない」だの言って聞いちゃくれない。
産んだ人の番
産んだ人の番
産んだ人
二人は動画の編集のため、僕に雑用を押し付けて部屋に篭った。
僕を産んだ人とその番が欲しかったのは、思い通りに着飾れるお人形だったのだろう。
でもこの感情を誰かに吐こうにも
「アフリカの子供たちは、貧乏な子供たちは」という『タダシイ意見』を
これでもかと振りかざしてくる人が押し寄せてくる。
そいつらにとっては、自分の知る世界が全て
それ以外は存在しないに等しいのだ。
みんなみんな、ハッピーな1日が待っている誕生日
でも僕は、自分が人形だと思い知らされるどころか
感情を吐き出す事さえ許されない誕生日を呪っているのだ。
その境遇に、形だけでも一矢報いたくて、目の前のケーキに……
傍のナイフを突き刺した。