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開いて早々、僕は後悔した。
淀んだ空気が漂う。
1人椅子に座っているるぅとくんの母親?らしき女の人はこちらをギラリと睨みつける
橙樹
黄神母
女の人はジェルの言葉を無視し、僕の後ろに居たるぅとくんを見つめた。
るぅとくんは俯き震えている
黄神母
黄神
黄神母
黄神
そう、と一言だけ呟き、彼女は僕の方を向く
黄神母
青猿
黄神母
青猿
彼女の無言の圧力に負け、僕は目を逸らしながらドアを静かに素早く閉めた
橙樹
ジェルくんも相当怖かったのか、胸を抑えながら深呼吸を繰り返す
青猿
おずおずと彼に頭を下げる。
おびえていたはずの彼の顔はもう、いつもの顔に戻ったいった
黄神
青猿
黄神
あ、危ない日っていうのはお母さんが暴れやすい日ってことですよ、と付け加えるるぅとくん
橙樹
一方おびえっぱなしのジェル君は一足先にそそくさと玄関へと戻っていった