俺は、先生がなんか隠してるように
思えた、俺はあることを思いついた
1人では心細い俺は、もう1人慎士を連れて先生を尾行することにした
慎士
雪成

慎士
で、どういうことなんだ?
先生が隆一のことをなんか隠してるように見えるって?

雪成
あぁ、そうなんだ

雪成
俺は先生にビデオ通話をしてたって言っただけで、どこにいるかは言っていなかったんだ

雪成
なのに先生が隆一のいる場所を知ってるわけがねぇんだよ!

学校がおわり、先生の仕事が終わるのを待って先生を尾行した
慎士
おいおい、あっちが歩きだからって遠すぎじゃないか?

雪成
近すぎてもバレるだろ

先生
(ん?人の気配)

先生
(まぁ、いい
いずれは言わなくてはいけないことだしな)

それから3時間、尾行を続けた二人は驚きの光景を目にした
先生
よし着いた

雪成
ト、トンネル?

雪成と慎士は、顔を見合わせて
首を傾げ二人は先生に声をかけた
雪成
先生!

隆一
先生!

先生
やっぱり二人だったか…

雪成
やっぱりって事は、尾行してることも気づいてましたね?

先生
あぁ、まぁな

隆一
なんでトンネルに?

先生
そろそろ潮時かな?

雪成
潮時?

先生
隆一君おいで

隆一
はい、先生

雪成
隆一!

慎士
隆一お前どこほっつき歩いてたんだよ?

隆一
は?歩いてたも何もずっとこのトンネルにいたさ

隆一
お前らには教えてやるよ、
トンネルの事件は全部俺と先生が考案したものだ

慎士
な、なんで?
何でそんなことをするんだ?人が悲しむことをしやがって、調子乗るな

隆一
は?お前言ったよな?
あいつがいなくなればって
だから、俺は先生に提案して犯罪を犯してまで、お前を守ったんだよ…すべてお前のせいだ……慎士
