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あれから何日か経過し
その間に何度もタイムマシーンの実験をした
と言うか
半ば強引にさせられた
あのヘルメットは取り外しが可能になっていて
ヘルメットさえ被っていれば
わざわざ本体の椅子に座らなくても時間移動が出きるらしい
最初の実験で俺が三分前に飛んだ時も
じいちゃんは俺にいきなりヘルメットを被せた
椅子に座った方が安定するみたいだけど
じいちゃん
と言うあまり根拠の無さそうな理由で押し切っていた
明日夢
明日夢
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
明日夢
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
じいちゃん
実験を繰り返したおかげですっかり手順を覚え
最初は手間取った作業も淡々とこなせるようになった
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
ギュィィィィィィン!!
猛烈な耳の痒みと戦いながら
俺は今日も時空を飛び越える
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
明日夢
自分の家に忍び込む日が来るなんて思わなかった
父ちゃんはこの時間、居間でテレビを見ているはず
こっそり廊下を抜ければ問題はない
何とか部屋に入ると
昨日の俺が眠っていた
自分で自分の寝顔を見るのも変な気分だ
明日夢
明日夢
明日夢
明日夢
筆箱を片手にまた居間をすり抜ける
父ちゃんは全く気づいていない
そーっと玄関の扉を開けて
音を立てないように慎重に外へ
予め用意しておいた鍵で施錠した
ゆっくりと鍵を回すと
チャッ
微かに鍵のかかる音が聞こえ
丈太郎
丈太郎
明日夢
丈太郎
ガチャガチャと鍵の開く音に慌てて身を隠した
間一髪じいちゃんの家まで逃げた俺は
おばあちゃんに気づかれないように地下室へ
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
ギュィィィィィィン!!
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
明日夢
明日夢
満面の笑みでじいちゃんに取ってきた筆箱を見せた
我ながら凄いことを思い付いたと思ったんだけど
明日夢
じいちゃん
明日夢
一瞬にして俺の顔は赤くなっていった
じいちゃんはそんな俺を見て笑っていたけど
直ぐに険しい顔になって言った
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
明日夢
明日夢
休む間もなく走り続けた
タイムトラベルも楽じゃない
でもこの時、30分前に戻ることを思い付いていれば
こんな大変な思いはしなかったのかもしれない
部活に入らなかったのは正解だった
元々は母ちゃんのためだったけど
今はじいちゃんの手伝いが主になっている
今朝からめちゃめちゃ疲れたけど
少しスッキリした気持ちになっていた
夕方
明日夢
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
俺には会いたい人がいた
どうしても会って確かめたいこともあった
じいちゃんの作っていたのがタイムマシーンだと知ってから
ずっと頭の中で考えていた
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
明日夢
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
じいちゃん
明日夢
じいちゃんが決めたルールは全部で四つ
・タイムトラベルは学校のない週末にのみ行うこと
・過去において複数の人間と深く関わってはいけない
・過去の物を持ち帰ってはいけない
・過去を変えるような言動は絶対にしてはいけない
じいちゃん
明日夢
じいちゃん
じいちゃん
一気に緊張が高まった
自分なりに考えて決めたことだったけど
それでも少し不安な気持ちになった