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愁斗
愁斗
愁斗
お兄さんの事について話し出した愁斗は、悲しい顔をしながらも、どこか愛おしい表情をチラつかせた。
愁斗
愁斗
愁斗
愁斗
愁斗
本当は、とてつもなく会いたいのだろう。言葉では隠すが、愁斗の全てからそれが溢れていた。
愁斗
その言葉に、俺の胸はキュッと締めつけられる。
史記
愁斗
愁斗
誰にも話したことはなかった。 話す事でもないと思ってた。
でも、愁斗になら話せる。 いや、聞いて欲しい。
史記
史記
不思議そうな表情をして、俺の顔を覗き込む。
愁斗
史記
史記
史記
史記
愁斗
愁斗は優しい。 その優しさに甘えたい気持ちを押し殺し、言葉を続けた。
史記
史記
史記
史記
史記
史記
史記
史記
暗い話になってしまったから、最後はニコッと笑ってみる。
愁斗
愁斗
ハッとした。
昔は、色んな感情を隠すためにヘラヘラ笑っていた。 ちょっと前の愁斗みたいに。
そんな愁斗をみていると、昔の自分を見ているようで腹が立っていたのがもう既に懐かしい。
史記
史記
史記
史記
史記
愁斗
史記
史記
史記
史記
史記
史記
史記
史記
史記
ブランコから降り、俺の後ろへ立つ愁斗。
史記
後ろから優しく俺を抱きしめた。
波打つ鼓動が聞こえてしまいそうな程、近い。
史記
愁斗
あぁ。 もう、本当に愛おしい人だ。
無意識に立ち上がり、身体が愁斗の方へ向く。
愁斗
戸惑う愁斗の肩にそっと手を置き、少しの時間見つめ合う。
月明かりに照らされた 2つの影がゆっくり重なった。
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