翌日________、
陽琉
はぁ、........
昨日逃げちゃった.....
でも、あそこで言っちゃうよりは....マシ ....
陽琉
何してんだろ....僕
陽琉
また、失敗しに行ってるようなもんじゃん.....
僕は、昔から自分の気持ちを伝えるのが苦手だった
掃除当番を押し付けられても反論できず
相手に悪口言われてもなーんにも言えなかった
でも、自分が言える時に言っちゃって
そしたら、もう取り返しのつかないことにしちゃって
自分は不幸だってずっと思ってた
だからこそ、高校生活では失敗しないように失敗しないように
相手の言ったことは受け止めて
自分からは何も言わないで
ただ、笑ってればいい
従ってればいいと思ってた
でも、そんな僕の心の中に駿斗さんが入ってから
変わった
いつも笑ってて、僕と同じようなモノなのに
なにか違って、いやちゃんと心から笑ってて
好きになっちゃってた
陽琉
あれ、もう夕方.....?
駿斗さんのことで頭がいっぱいだった.....
陽琉
帰ろっかな......
でも、もう会えないかもしれない.....
また
取り返しがつかなくなっちゃうかもしれない
ばっ(方向を変える)
陽琉
行かなきゃッ
すたたたっ───
陽琉
はぁはぁ
陽琉
い、ない.......
すたすた___________
陽琉
っ!
駿斗
はる、....さん?
陽琉
あのっ
駿斗
僕、引っ越すのであそこのカフェ辞めます.....(笑)
陽琉
........ぇ、?
駿斗
なので、思う存分行ってくださいッ笑
陽琉
ちが........
駿斗
では、.......
くるっ(方向を変える)
すたすた__________
足が、動かない....
陽琉
........
だめ、!また昔みたいになっちゃう.....!
ばっ(駿斗の方へ走ってく)
ぎゅっ──
駿斗
はるさんっ?!
陽琉
ごめん、なさいっ....
駿斗
え..、?
陽琉
僕、嘘つきました.....(泣)
駿斗
嘘、ですか?
陽琉
ほんとうは、
言わなきゃっ
陽琉
駿斗さんのこと好きです、大っ好きです
駿斗
.......ぇっ?
陽琉
自分が、傷つきたくないから...
陽琉
駿斗さんに傷ついて欲しくないから
陽琉
言えなくて.......
陽琉
ごめんなさ_.......
ぐい
ちゅっ________
陽琉
んっ?!
ぷはっ
駿斗
謝んないでください...
駿斗
はるさんなら、大歓迎なのでッ笑
陽琉
へっ、?/
駿斗
改めて言いますね...?
陽琉
は、はい.....//
駿斗
僕と付き合ってください....
陽琉
お願いしますっ.....//
駿斗
よかったぁ........
𝑯𝑨𝑷𝑷𝒀 𝑬𝑵𝑫__