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失恋したことある?

えー、なによ急に

いや、ちょっと気になってね 笑

うーん

一番最初の失恋は4歳のときかしら

おお

幼少期の失恋かぁ

深く聞きたい?

まぁな

それじゃあ話してあげましょう

幼稚園の通う道に綺麗なお花畑があったの

そして、そこにはいつもとある少年が花を眺めてたの

まぁ、私ってバカだから一目惚れしちゃって話に行かないと!って思ったのよ

あきと

さあや

ねぇねぇ

さあや

いつもそこでなにしてるの?

あきと

お花さんをみてるの

さあや

うん…それはわかるけど

さあや

お花さんすきなの?

あきと

うん!

あきと

ここのお花さん
ぼくのままがぜんぶ育ててるんだ!

さあや

へぇ〜

さあや

すごいね!

あきと

でしょ!

あきと

あとね、ままはここのお花さんの妖精だからここにいるとあえるってパパが言ってたの!

さあや

わぁ!

さあや

そうなんだ!

そのとき、私は純粋に信じちゃったけど今思うとこの世にいないっていう意味だったの

まぁ、それからもずっと私が一方的に通い続けて凄く仲良くなったわ

それでね、ある日 急に「好き」って伝えたくなっちゃってね

さあや

好き

あきと

あきと

ほんと!

あきと

ぼくも!

あきと

けどね…。

お互い両思いってことを知ってとっても嬉しかったわ

まぁ、1日だけの恋人だったんだけどね…。

あきと

あした引っ越すの…。

さあや

え…?

あきと

ごめんね

あきと

もう、さあやちゃんとは会えないんだ…。

さあや

そんな…っ。

すっごいショックだったわ だから、やっぱり泣くのが我慢できなくて大泣きしちゃったの

さあや

うっうぅわあああん

あきと

さあやちゃん…。

ギュッ

さあや

…っ。

あきと

ぼく、かならずさあやちゃんのこと迎えにいくから!

あきと

それまで待ってて!

さあや

…あきとくん

さあや

さあや

わかった!

さあや

やくそくね!

あきと

うん!

これが最後に話した会話かしら

それっきり迎えなんてきてないけどね

見事に失恋しちゃったの

こんな感じよ

悲しいようで虚しいわよね、ふふ

まぁ良い思い出としてとっておくわ

…迎えきたよ。

え?

さあやちゃんのこと迎えにきた

まって、どういうこと?

ただのバー仲間でお互い名前も知らなかっただろ?

俺の名前は「あきと」

…っ!?

このバーに俺が来たのも偶然じゃないんだ

友達から教えてもらったんだ

…まぁ迎えに行っても、もうさあやちゃんには良い夫がいるんだろうなって思ったけど

急にごめんな

これからは君の夫とお幸せにな…。

まって!!!

私…心の中ではずっと待ってた

でも、諦めてた…。

だから…。

ちょっとの希望を大切に今までの男性の告白全部断ってきたの

えええ

そんな…。

ほんとは俺も 笑

えっ!

ふふ

似たもの同士だね

似たもの同士だね

はは

さあやちゃん僕と結婚を前提に付き合ってください

はい!

私の悲しいような虚しいような失恋は再び「恋」へとかわった ———

この出来事は今から約10年前の話

それから私たちは子宝に恵まれ、幸せな家庭を築いた

…はずだった。

私は今日この出来事を思い出してた

 そこで、ふとおかしな点に気づいてしまった

幼稚園を通っていなかったあきとに友達なんていない…。

友達から教えてもらった、と話してたけどそれはおかしい

一体彼は私をどのように見つけだしたのだろうか

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