はじめに、 今回は、拓哉中心の物語です。
ボス-ダン
それはな…
ボス-ダン
売られたからだよ…
拓哉
う、売られた…?
拓哉
だ、誰にだよ!?
ボス-ダン
あんたの親御さんだよ。
ボス-ダン
「邪魔だから買ってくれ、
運動神経だけは
保証する。」ってな。
運動神経だけは
保証する。」ってな。
拓哉
じゃあ………
ボス-ダン
まあ、まて。
ボス-ダン
最後まで聞け。
金で買ったんだ。
殺しはしねえよ。
金で買ったんだ。
殺しはしねえよ。
拓哉
…何だよ。
ボス-ダン
おい。
ヤクザ
へい、
ボス-ダン
一回ここから消えろ。
ヤクザ
え、しかし…
ボス-ダン
消えろっつってんだよ!!
ヤクザ
へ、へい!
バタン!
ボス-ダン
何故あいつを
追い出したと思う?
追い出したと思う?
拓哉
…知らねぇ。
ボス-ダン
この話は誰にも
した事ねえからだ。
した事ねえからだ。
ボス-ダン
まあ今じゃ
こんなだけどよ、
俺も売られたんだよ。
こんなだけどよ、
俺も売られたんだよ。
ボス-ダン
それも施設にだ。
拓哉
冗談だろ?
拓哉
大体施設とヤクザの集団に
拓哉
なんの繋がりがある?
ボス-ダン
その施設は闇金に
手を出していた。
手を出していた。
ボス-ダン
結果、返済が出来なくなり
俺を売りやがった。
俺を売りやがった。
拓哉
じゃあ何故この場にいる、
ボス-ダン
這い上がったからだ。
そんときのボスは
優しくてな、
そんときのボスは
優しくてな、
ボス-ダン
仲間思いで
ヤクザでありながら
一般人を脅すことは理由なしにはしなかった。
ヤクザでありながら
一般人を脅すことは理由なしにはしなかった。
ボス-ダン
だが、そんなある日。
事件は起きた。
殺されたんだよ、
頭を3回撃ち抜かれてな。
事件は起きた。
殺されたんだよ、
頭を3回撃ち抜かれてな。
拓哉
待て、
ボス-ダン
何だ。
拓哉
まさかだから俺を
助けるとでも言うのか?
助けるとでも言うのか?
ボス-ダン
察しがいいな。そうだ。
ボス-ダン
どうだ?