ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
今日はクリスマス 世間はめちゃくちゃに盛り上がっていて、外はカップルだらけ きっと今頃昔の俺はクリスマスなんて、と思っている頃だろう 昔の俺こんなことになるなんて思いもしなかっただろうなぁ…ふふ… …あれ、俺これ3年前から毎年言ってる気がする
r
r
そう、3年前 それは俺の運命を大きく変えた…いや、変えてくれた出来事だった
k
r
r
k
k
k
r
突然のことすぎて理解が追いつかなかった だって、キヨくんが、俺を好き…だなんて、
r
k
k
r
k
r
k
r
悲しそうに、苦しそうにしている彼の手を両手で包み込む
r
r
k
r
r
k
r
r
k
r
k
r
k
ガバッ
r
k
k
r
k
k
k
r
r
k
r
k
r
k
r
k
k
r
k
r
k
バッ!ガシッ
r
いきなり顔をあげたかと思えば頭を撫でていた手を両手で掴まれ、まっすぐな目で見つめられる
r
k
k
k
そう言って顔を赤くしてへらっと笑った ドキンッと心臓がなる、明らかに動悸が早い あぁ…きっと気づいていなかっただけで、ずっと前からこいつのことが…
r
r
r
あの告白の後、まあもともと好きだったっていうのもあってすぐに落ちた もちろん3年もたってるしその…そっち系のことだってしてる 今年でキヨくんと付き合って3回目のクリスマスだ キヨくんと付き合ってから行事があるときには必ず二人で過ごす もちろん今日もこれから俺の家にキヨくんが来る予定だ
r
猫を撫でながら、無意識にそんなことを呟く 猫が膝から降りてドアの方を向いてピタッと止まった それを横目で見ながら何か通知が来てるかも、と携帯を見たときピンポーンとチャイムがなった 嬉しいことを悟られないように顔をぺちぺちと叩いてから玄関に向かった
ガチャッ
k
r
k
r
ギュッ
k
k
r
k
r
k
リビングにいくと猫が嬉しそうに鳴いてキヨくんにすり寄った
k
猫
撫でられて気持ち良さそうな顔をしながらゴロゴロと喉を鳴らしている ずいぶんとなついたな~と思いながらキヨ猫とレトカニが書いているお揃いのマグカップにそれぞれコーヒーとココアを入れ、机に置く
k
r
k
k
r
r
r
r
r
ふと時計を見ると時刻は19時過ぎ 午前からでも良かったのだが、お互い編集などが忙しくて午後からになった いつもの4人で集まったりはしたものの、二人っきりでは会えてなかったので正直寂しかった
r
コーヒーを飲みながらそんなことを考えていると、キヨくんが鞄からごそごそと何かを取り出し、ね、レトさんレトさんと声をかけてきた
k
見せてきたのは協力系のアクションゲームだった あ、このゲーム!
r
k
r
k
r
コントローラーを用意してる間にキヨくんがゲームをつけてくれる お互いいつもの場所に座って、ゲームを始めた
k
r
k
r
r
k
r
k
r
r
k
k
r
k
また何かを鞄からごそごそと取り出し、はい、と見せてきたのは俺が今飲んでいるコーヒーの袋だった
k
r
r
k
r
r
k
r
k
k
r
k
k
r
k
r
k
r
k
r
r
r
r
k
r
チュッ
r
k
r
キッと睨むと、キヨくんはへらへら笑いながら一瞬だけチラッとなにかを見たあと、少しだけ緊張したような真剣な表情になった
k
r
k
ソファーから立ち上がりここに立っててと言われ、言われた通りにそこに立つ なんだか、急に空気が変わって体がピシッと固まる キヨくんの表情も動きも、いつもと違くて …さっきの言葉となにか関係があるのだろうか …怖く、なってきた、
k
k
r
返事をすると、キヨくんは急にひざまずいた 動揺している俺を置いて、今度は服の内側の胸ポケットから小さい箱を取り出した
k
k
そう言ってパカッと小さな箱を開いた 中には銀の綺麗でおしゃれな指輪が入っていた 言葉より先に、暖かいものが頬を伝った はやく、はやく、返事をしなきゃってわかってても止まらなくて それでもキヨくんは急かすことなく、涙を指で拭ってくれた
r
r
そう返事をするとキヨくんは嬉しそうに笑って俺の指に指輪をはめた
k
k
r
チラッと時計を見ると、0時を過ぎていた もう、こんな時間になってたんだ…
k
r
k
ギュッとハグをし、身を寄せあう
k
k
r
顔をあげる そして、どちらともなく顔を近づけキスをした
コメント
2件
ううう、素敵です...ご馳走様でした!