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律
律
窓の外にはオレンジ色の広い空が広がっていた。
辺りを見渡してみると 視界に入ったのは
数枚の紙を揃えているポニーテールの少女。
さらさらとした灰色の髪に、
前髪には白いライン。
琥珀
彼女は俺が起きたことに気付いておらず、
数枚の紙を黙々とリュックへ詰め込んでいた。
俺はそんな彼女を静かに見つめる。
律
教室に響いた1つの呼びかけ。
興味本位で、俺は声をかけた。
彼女はくるりとこちらに振り向いて
琥珀
そう一言返すと、 また作業に戻ってしまった。
律
律
琥珀
彼女は軽く返事をする。
律
教科書をリュックに詰め込みながら、横目でちらりとこちらを見る。
琥珀
琥珀
彼女はめんどくさそうにしながらも、質問に丁寧に答えてくれる。
律
律
琥珀
沈黙が続く
気まずかった訳ではない。
ただ、 彼女と話してみたいと思った。
直感だけど、
俺が彼女を知ったら
俺のこのつまらない日常も変わるかもしれない。
律
そんな非現実的な事を考える。
そんな奇跡は、漫画の中だけの話。
分かってる。
新年あけましておめでとうございます
新年に、新連載開始〜