君はもういないのに
第1章:封じられた施設
アメリカとロシアが、雪山に眠る「ソ連時代の研究施設」を調査する。
外からは普通の廃墟だが、中は“まだ誰かがいる”ような気配。
第2章:声
ロシアだけが“ソ連の声”を聞く。
アメリカには聞こえないが、壁に血で書かれた文字を発見する。
→「Я здесь…(私はここにいる)」
第3章:亡霊
影のような存在が現れ、二人を追い詰める。
それは“ソ連の姿をしている”が、顔が崩れていてはっきり見えない。
アメリカは恐怖で叫ぶが、ロシアは動けなくなる。
第4章:対面
最奥の部屋で、ロシアが「ソ連」と対峙。
「なぜ置いて行った?」と問いかける声。
アメリカは必死にロシアを引き戻すが、ロシアの手には冷たい“亡霊の手”が触れている。
第5章:脱出
建物全体が崩れ始める。
二人は命からがら外に飛び出すが、背後では「Я вернусь…(私は戻る)」という声が響く。
エピローグ
アメリカは怯えて笑おうとするが、夜ごと「ソ連の声」にうなされるようになる。
ロシアは何も語らない。ただ、冬の夜になると扉の方を見つめて動かなくなる。
そして二人とも心に“消えない傷”を残した。