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っ、…

…俺はまろちゃんが生きてくれてるだけで、幸せやから

俺が忘れたかっただけだった

この現実を見たくなかった

それだけの為に、自分で自分を騙して

Ifであることを、無かったことにした

…おれ、は

Ifで、…いれいすの5番、

初兎、いや、しょにだは

いれいすの3番で、俺の可愛い弟みたいで、

…うん、そうやな

じゃあなんで…っなんでしょにだが死神なんかに…!?

まさか…死んでッ

……

こうでもせんと、まろちゃんと会えへんかったんよ

だってまろちゃん、俺らのこと拒絶するんやもん

だから病院の人も俺らを近づけさせてくれなかった

…でも俺、お前らがいないとっ、!

そう、それは知ってたからな

ところでまろちゃん。俺が今ここから離れたらきっとまろちゃんはもう死んでまうと思うんよ

え、っ

今まで歩けていたのも

変わらず話せていたのも

起きていられたのも

普通にご飯を食べれていたのも

全部、俺がまろちゃんに元気でいて欲しかった為の我儘やったな、w

そ、んなことないッ!!

俺は、もっと、もっともっと

寿命で死ぬまで6人でいたいって思っとるんよ…っ、

…そっか

じゃあ俺が、ずっとそばに居たろか?

……

きっと何も答えなかったら君は

俺に優しいって言ってくれるんだろう

でも本当は優しい訳じゃなくて

変な迷惑も、時間もかけてほしくないから

ただそれだけ

…俺はまだそばに居たるよ

まろちゃんの夢を叶える死神やからな!

うん、っうん、!

ありがとぅ、しょにだ、

その夜、初兎が側についていたはずなのに

Ifの容態が急変した

まろちゃん、まろちゃんっ、!

起きてッッ!!!

その声に応じるものはいなかった

その証拠に、初兎の目の前には、揺らぐ1つの魂

原因不明だと謳われたが、実際ではそうでなかったようだ

彼に負担をかけたくないというIfの思い

初兎が目を離した隙に飲み干したそれは

記憶の消去。

それは、死神として働く中で最も大切な手順。

それを、彼は破った

その理由を問うと、彼は一言こういった

俺がなにもしてやれなかったから

そしてその記憶の消去を施されなかった魂は他の魂と同じように輪廻転生をする

魂に罪は無い

罪を背負うのは死神本人のみ

そんな彼への処分は

死神降格

つまり、自身の魂を狩られ、人間の魂と共に強制的に輪廻転生される

そう

記憶の未消去は

極刑に値する

天からのお出迎え

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