本田菊
パッと体を起こす。
するとそこには桐の姿など、どこにもなかった。……
本田菊
ほっと、胸の内が和らぐ。
本田菊
そう安心したのも束の間、
召集!
またあの低い声が聞こえてきた。
本田菊
本田は慌てて羽織を羽織り、外へ出た。
アーサー・カークランド
カークランド殿の発言に、みな目をそらせる。
アーサー・カークランド
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
ごくり、と生唾を飲む音が口内で響く。
本田の頭の中はもはや真空状態の最中に放り込まれているような心持ちだった。
王耀
王耀
王耀
王殿はふんと鼻で笑いながら、姿勢を崩し、萌え袖にした右手を頰に当てた。
王殿の発言により、ボヌフォワ殿も姿勢を崩した。
フランシス・ボヌフォワ
フランシス・ボヌフォワ
フランシス・ボヌフォワ
イヴァン・ブラギンスキ
イヴァン・ブラギンスキ
ブラギンスキ殿も手をパチパチとたたきながら、賛同を促す。
本田は焦って、ルートヴィッヒ、ヴァルガスの方を見る。
二人も同様に本田のことを見つめていた。
アルフレッド・F・ジョーンズ
ジョーンズ殿の明るく軽快ながらも、じっと牽制するような声色に、本田はびくりと怖気付く。
……そう、これは、ほわほわとした世界会議ではない。
戦争経験のある大国同士の、いがみ合いなのである。
ルートヴィッヒ
フェリシアーノ・ヴァルガス
本田菊
ルートヴィッヒとヴァルガスの言葉に本田は思わず絶句した。
あの二人なら、いつもの調子でやめた方がいいさと笑ってくれると思っていたのに……
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
ルートヴィッヒ
ルートヴィッヒ
ルートヴィッヒ
ルートヴィッヒ
ルートヴィッヒ
諦観の混じった眼差しに、本田は慌てて目を伏せる。
見たくない現実がまた足音を立てて、本田の心を蝕んでいく……
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノ・ヴァルガス
本田菊
アルフレッド・F・ジョーンズ
ジョーンズ殿はどこから出したかわからないガベルを、カンカンと机に打ちつける。
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
本田菊
声が割れるほどの声量で本田はジョーンズ殿の言葉を遮る。
ギリギリと喉が痛む。
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
ギリ、と唇に歯が食い込む。
本田菊
本田菊
本田菊
アーサー・カークランド
アーサー・カークランド
アーサー・カークランド
アーサー・カークランド
本田桐
本田菊
本田桐
本田菊
本田桐
本田菊
本田桐
本田菊
本田桐
本田菊
ガシャーン
何かが割れた音が辺りを飽和した。
ハッと我に返り、辺りを見渡す。
ああ、机の上にあったガラス製のコップが割れている。
やってしまった……
アルフレッド・F・ジョーンズ
本田菊
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
ジョーンズ殿はすくっと立ち上がる。
そして、パシンと手をたたき、満面の笑みで
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アルフレッド・F・ジョーンズ
アーサー・カークランド
アルフレッド・F・ジョーンズ
アーサー・カークランド
アルフレッド・F・ジョーンズ
本田菊
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