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🌑 紅桜篇オマージュ:配役設定 つもり(坂田銀時): 呪物『緋い刀』を追うが、過去の因縁(実家)に直面し、深手を負う。 とっつぁん(志村新八): つもりの危機に駆けつけ、彼を背負って戦場を脱出する。 琴音(神楽): 敵の本拠地に単独潜入するが、捕まってしまう。 律(桂小太郎): 冒頭で「実家の刺客」に襲われ、行方不明(死亡説)に。 実家の父(岡田似蔵): 『緋い刀』の適合者。つもりの肉体を「失敗作」と呼び、容赦なく斬りつける。 実家の兄(高杉晋助): 鬼兵隊ポジション。世界の破壊を目論み、実家を裏から操る黒幕。
春休みに入ったばかりの不割邸リビングは、いつもより少しだけ騒がしかった。 結は携帯ゲーム機を両手に、興奮した様子で何やら叫び声を上げている。琴音は雑誌を読みながら、時折、結の奇声に眉をひそめていた。律はソファの隅で哲学書を読み、冬弥はそれをニヤニヤと眺めている。 そんな穏やかな(?)昼下がりに、鏡さんのけたたましい笑い声が響き渡った。
鏡
鏡は高級そうなスマホの画面を、一同に見せつけるように掲げた。画面には、古めかしい洋館の写真と、びっしりと書き込まれた依頼文が表示されている。
結
琴音
琴音が不安そうに尋ねる。不割邸が請け負うのは、大抵が裏社会の厄介事や、呪いめいた事件だ。心霊現象の解決は珍しい。
鏡
冬弥
鏡
律
律の言葉に、リビングの空気が一気に引き締まる。彼が「呪物」という言葉を出したということは、今回の任務が通常の「心霊相談」では終わらないことを示唆していた。
結
琴音
鏡
鏡が不敵な笑みを浮かべ、さらにスマホの画面をスライドさせた。そこには、不割邸の近くにある**『政府指定・閉鎖区域』**を示す地図が映し出されている。
鏡
律
冬弥
冬弥はニヤリと口の端を吊り上げる。その笑顔は、これからの戦いを心待ちにしているようだった。
鏡
鏡の言葉に、全員の視線がリビングの隅で静かにマカロンを食べていたつもりに集まった。彼は無表情なまま、マカロンの最後の欠片を口に入れた。
つもり
彼の言葉に、一同は安堵とも呆れともつかない息を漏らす。 こうして、不割邸の面々は、春休みの廃墟探検と、そこに潜む「緋い刀」を巡る戦いへと、足を踏み入れることになったのだった。
父親
つもり
父親
実父が刀を振るった瞬間、目にも止まらぬ速さでつもりの肩が裂ける。宿儺の術式で防御を試みるが、刀が放つ「存在そのものを食らう」呪いに、再生が追いつかない。
つもり
父親
刀が振り下ろされる直前、轟音と共に壁が崩落する。
巌
父親
巌
とっつぁんは実父の追撃を強引に弾き飛ばすと、意識を失いかけたつもりを片腕で担ぎ上げ、爆煙の中を駆け抜ける。
廃洋館の屋上。冬弥は、かつての「弟」であったはずの男――実家の兄と対峙していた。
兄
冬弥
巌
そこへ、血相を変えた結が飛び込んでくる。
結
巌
とっつぁんは結の口を封じるように制すが、その目は鋭く据わっている。
結
巌
とっつぁんが武器(十手とドミネーター)を手に部屋を出ようとした時、廊下には鏡が立っていた。
鏡
巌
鏡
巌
鏡は無言で引き金に指をかけるが、とっつぁんの覚悟に満ちた瞳を見て、ふっと力を抜く。
鏡
二人が去った後。静まり返った医務室で、つもりの指がぴくりと動く。 彼は、すべてを聞いていた。
つもり
傷口から溢れる「緋い刀」の呪い。全身を焼くような激痛に耐えながら、つもりはフラフラと立ち上がる。
つもり
壁に立てかけられたドミネーターと、愛用のハンドガンを掴む。 その背中には、黒い羽が舞うような、禍々しくも悲しいオーラが漂っていた。