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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

13階

犬に餌をあげるアーロン

すると、足音が近づいてきたことに 気づき、アーロンは顔を上げる

アーロン

バッカス!おはよー!

バッカス

おはよう。

アーロン

リーダーから指示来た?

バッカス

いや、まだ。

アーロン

そっか〜

バッカス

アーロン

大丈夫だよきっと…!

バッカス

…だといいな。

 

ガサァッ!!!

ジェミ

ぎゃーーー!!

ケディ

うわーーー!!

スコル

叫ぶな叫ぶな!俺は鬼じゃない!(小声)

ジェミ

本当?よかった〜

スコル

ちょっとの間一緒に行動しようぜ!

3人は森の中を歩き出す

ジェミ

…ねぇねぇスコルー

ジェミ

研究所の、わんちゃんがいっぱいいる階の倉庫に閉じ込められる前、何があったのー?

スコル

急にどうしたんだよー!もう終わったことだろ〜?

ジェミ

だって〜!あのスコルが捕まるわけないもん!それなのに何で捕まったのか気になって…

スコル

…あれは不覚だったな……

回想

スコル

(………くそ!どこまでも追いかけてきやがる…!)

スコル

(こいつが姉貴の言っていた…リボンの研究員…!!)

キャンドル

あーーーーーーーーぁぁぁぁぁぁぁぁ!

ドン!!!

「いって!!」

「ひゃー!ごめんあそばせ〜〜」

スコル

(…他の研究員にぶつかったのか…?)

スコル

(はっ!ざまぁねぇな…)

「!!!!!」

ドカッ…!!!

 

 

「…うふふ…  うふふふふふ…♡」

 

スコル

…ってことがあってs

ジェミ

し!瞬間移動!?なんでそんなことができるの!?

スコル

しー!静かにしろ!(小声)

ジェミ

あ、ごめん…!

ジェミ

その人超能力者なの?

スコル

いや…多分違う。

ジェミ

すごい…あたしもできるように練習したいな★

スコル

きっと種があるぞ…!マジックみたいに…

スコル

あれ?ケディは?

ジェミ

ありゃ?どこ行ったんだろう!迷子になってないか心配だな〜…

スコル

大丈夫だろ!あいつも超能力者だし!自力で基地まで帰ってこれるだろ!

ジェミ

そっか!そうだよね!

 

ケディ

(確か…この辺に飛んで行ったような…)

グチャ!

ケディ

あ!

ケディ

幹に当たってぐちゃぐちゃになっちゃった…貼り直さなきゃ。

ケディはぐちゃぐちゃになった 絆創膏を取る

 

ブスッ………!

ケディ

!?

バタン…………

 

 

リーブ

…はぁ…疲れた……

ヴァル

休憩するか?

リーブ

うん…ちょっとする…

リーブはその場で座り込む

その際手元に何かがあるのに気づく

リーブ

…あれ!?これ昨日ケディ君に貼った絆創膏!

ヴァル

ここで取ったのかもしれない。

リーブ

で、でも…ラースさんに最低2日はつけておくように言われてたんだけど…

ヴァル

…約束を破るような奴には見えないけどな…

ヴァル

ん…

ヴァルは、リーブの座っている すぐそばに落ちているものを よく見ようとしゃがみ込む

ヴァル

これは…?

リーブ

注射針?どうしてそんなものが?

ヴァル

…まさかな………

 

ラース

(…動けない)

ラース

(しがみつく力が強すぎる)

ラース

(だからやめとけと言っただろう…)

画面が突然幽霊のドアップが映る

ヤンサー

きゃ…!

ぎゅぅぅぅぅぅう…

ラース

ラース

(おい…誰か帰ってきてくれ…そしてこの映画を止めてくれ…)

ヤンサー

ズッ…

ラース

(な、泣いているのか…!?だから見る前にどうなっても知らないって言っただろう…!)

ガチャ…

玄関の方から扉が開く音が聞こえた

ラース

(誰か帰ってきたのか…?確認したいが、動けない…)

足音が近づいてくる

そのまま通り過ぎ、 2階に登る音へと変わっていく

ラース

!?

ラース

(おい!そのまま上がるな…!こっちに来てくれ…!)

ガチャ…

足音は部屋の中へと消えて行った…

ラース

……

 

1時間半後…

ヤンサー

…こ…これが…オススメの映画…

ラース

…最初にやめとけと言った意味が分かったか…?

ヤンサー

…面白かった……

ラース

本当に言っているのかお前…

ガチャ…

再び玄関の方から扉が 開く音が聞こえる

ラース

おかえり…早かったn

リアス

パパ大変!ケディお兄ちゃんがいないの!

ラース

何…!?

アクーリ

そこら辺探したんだけどいなかったんだ!

ラース

ケディ以外は全員帰ってきてるか?

ジェミ

うん!全員いるよ!

ラース

ラース

…誰か先に帰ってこなかったか?

ジェミ

え?誰か先に帰ってたの?あ!もしかしてケディかな?

ラース

…お前ら、多目的で待っていろ。

ラースは階段を登り、ケディの部屋へ 向かった

扉を開けて、中を確認する

ラース

…いない……

ふと、ベットの上にある封筒に 目がいき、中身を確認する

ラース

……!?

 

ヤンサー

…一緒に行動してたのは誰なんだい?

ジェミ

あたしとスコルと一緒にいたんだけどね、スコルの話聞いているうちにいなくなっちゃって…!

ヤンサー

それは心配だね…

2階からラースが降りてきた

ジェミ

あ!ラース!

ラース

お前ら…落ち着いて聞いてくれ…

ラース

…ケディが研究所に連れて行かれた。

「!?」

ラース

…ケディの部屋に一枚の封筒があった。

ラース

「返してほしければ、研究に付き合え、それぞれ指定した場所まで来い」と書いていた。

ラース

ラース

…エアリー、リコ、ジェミ、スコルは研究所前。

エアリー

はぁ?なんでそんな遠くまで行かなきゃならねぇんだ!

スコル

まじでそれな?

ラース

まぁ落ち着け2人とも…

ラース

次。リアス、ヴァル、アクーリ、ピースは南の…

ラース

ん?正式名称で書かれている…

ヤンサー

…あ、封筒の中に地図があるよ。

ラース

本当だ。今見せる。

ラースは机の上に地図を広げる

リアス

え…こんな所行ったことがないわ…

アクーリ

…あ!俺さっきケディ探してる時に行ったぞ!

リアス

本当?案内してちょうだいね。

アクーリ

おう!

ラース

その地図はお前たちが持っていてくれ。

ラース

そして…レオ、ヤンサー、リーブ、俺は東の方だな。

再び地図で方向を確認する

ヤンサー

…それにしても、ここだけ年齢の幅がすごいね…

リーブ

確かに…どういう分け方なんだろう…

ラース

…封筒の内容は以上だ。準備ができた者から出発するように。

ラース

時間設定は無いが、ケディの命が関わっていたら…

ジェミ

ジェミ

やだ…!絶対助けたい!

ラース

あぁ。全員、気を引き締めて行けよ。

 

研究所 24階 特別実験対象者保護室

ケディ

…!?

地べたで眠っていたケディは 起き上がりあたりを見回す

ケディ

ここは!?何処!?

ガチャ…

ケディ

ぎゃ!

空いた扉から部屋へと入って来る

ケディ

だ!誰!?

ライ

俺は研究員リーダー、痛都ライだ。

ライ

そして俺は、お前と同じ超能力者。

ケディ

研究員…?研究員は超能力者じゃないって聞いていたのに!

ライ

ほう…?それは誰から聞いた?

ケディ

…パーカ…さん…

ライ

ライ

適性診断書に無い名前…!

ライ

間違いない!最強クローンを倒した奴だ!!

ケディ

ライ

あいつは俺に会ったことがない。だから、研究員は全員が超能力者ではないと判断したんだな…

ライ

馬鹿が!!

ケディ

ひぇ!

ライ

…俺は超能力者になれる薬を作り、研究員4人に服用させ、超能力を身に付けさせた。そう…元から超能力者であるハンターの研究をするためにな!

ライ

そのために、ハンターの仲間であるお前をここに連れてきた。

ケディ

そんな…こんなことして何になるんだい!?

ライ

フッ…それはいずれ分かる。

ライは上着のポケットから 注射器を出してケディに近づく

ケディ

い、嫌だ!もう刺さないでくれ!!

ライ

お前の体液を摂るだけだ。
すぐ終わる。

ケディは逃げるも、 壁へ追いやられてしまう

ケディ

っ…!

ケディは手を挙げて身を守る

その右手をライは 優しく握って下にさげ、 両手で包み込む

ケディ

…!?

ケディが油断している間に ライは注射器で体液を取った

そして黙って出て行った

ケディ

 

ライ

厄介な奴だ…誰だあいつを超能力者にしたのは…!!

ライ

(既に超能力薬の作り方が流出していることは分かりきっていたが、これ以上流出することはない)

ライ

(お母様が置いていた作り方はとっくの昔に処分してやったからな!フハハ!ざまぁみろ!)

 

スターカイム

ふ〜〜…

スターカイムの周りに煙が漂う

その後ろを1つの影が様子を伺う

アクーリ

 

アクーリ

よう!

リアス

わあ!

歩いているリアスを驚かす

リアス

もう!びっくりするじゃない…!

アクーリ

ごめんごめん!

ヴァル

…どうだった?

ヴァルは足を止めることなく アクーリに様子を伺う

アクーリ

ゴツい人がいた!

リアス

え…ゴツい人…?

ヴァル

研究員か?

アクーリ

研究員だった!けど…強そうだったなー

リアス

絶対強いでしょ…だってゴツいんでしょ?

ヴァル

あまり戦いたくないんだが…

ピース

 

リーブ

すいませんラースさん…おんぶしていただいて……

ラース

これくらい構わない。移動だけで体力を削っては、すぐやられてしまうからな。

 

ヤンサー

レオ君は何かスポーツやってたの?

レオナルド

いえ…スポーツは何もしてませんが、トレーニングは趣味でやっていました。

ヤンサー

へ〜。

ヤンサー

誰か守りたい人とかいたの?

ヤンサーはニヤニヤしながら レオナルドに質問する

レオナルド

そ!そんな方は!いませんでしたっ…!

ヤンサー

…今は?

レオナルド

レオナルドは頬を染めて 俯きながら歩く

ヤンサー

フフッ。

スコル

なぁ…走らねぇ?

リコ

え?

ジェミ

いいよ!

エアリー

向こうまで競争だ!

ジェミ

負けないぞ〜!

3人は一斉に走り出す…!

リコ

絶対疲れるやつやんこれ!!

リコ

もーー〜〜!

リコも叫びながら 遅れて3人の後をついて行った…

【main】Z.island EP2

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