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??目線

…コンコン

??

グルッペン僕です〜ロボロですぅ

グルッペン

む、ロボロか。入れ。

ガチャ

??

邪魔するで

トントン

邪魔するなら帰って〜

??

あいよ〜

??

ってちゃうわ!何帰らそうとしとんねんトントン!!

トントン

いやぁノリかなと

??

ノリとかちゃうやろこんな時に…

??

てかトントン総統室におってんな

??

書記長室におらんかったからこっち来たんやけど…

??

(なんやこっちにおったんやなぁ)

トントン

あぁ、ちょっとグルさんに話す事があっての

トントン

すまんな

そんな反省してない 白々しい顔で言われてもなぁ

??

まぁええわ

??

ここにおって丁度良かったし

??

グルッペン、報告やで〜

グルッペン

む!もしかしてスパイを捕らえたのか!!

バリトンボイスに似合わない キラキラした目でこっちを見るな

トントン

あぁ、この前来る言いよった奴か

トントン

なんやあっさり捕まったんやな

トントン

まぁロボロお手製のセキュリティ相手じゃ、しゃあないか

??

ふふん、俺にかかればちょちょいのちょいやで

本当は門番気絶させられるとは思わんくて急いで落とし穴ボタン押したんやけどな

グルッペン

うちの幹部は優秀だな!

グルッペン

で、どんなゴッツいゴリラやった??

グルッペン

てか俺こっちに連れてこいと言ったんだが

??

あぁ、いきなり暴れだしたからゾムが気絶させてもうてな

??

今ゾムが牢屋にぶち込んどるで

グルッペン

…そうか

そんなあからさまに落ち込むなや

トントン

まぁそれはしゃあないやろ

トントン

で、どんな奴やったんや?

トントン

俺もかねがね噂は耳にしてたし、どんな奴か気になっとったんよな

??

…女の子やった

トントン

そうか女の子か…なるh

トントン

……は?

??

俺らよりちょい下ちゃう?ってぐらいの女の子やったで。

目が覚めた。いつもの朝だ。

シャッ

○○

(…そんな訳ないですよね)

○○

…そうだ…たしか…スパイを頼まれて

○○

それでここに来て…落とし穴に落ちて…

少しずつ意識を失う前の記憶を 思い出していく

○○

そうか。ならこの手錠も足枷も納得がいく。

○○

……

○○

ふうぅぅ……

改めて周りを見渡す

うん。普通の牢屋だね。

○○

っはあぁぁ……こんな無理ゲーって知ってたら断ったのに…あのクソ大臣…

○○

(いや、あえて言わなかったのか)

○○

……

○○

…逃げたらやられるかな

??

確実にやられるな

○○

だよねぇ…どうするかn

ん?

??

お目覚めのようだな

○○

…び、びっくりした……

あまりにも気配がないため 切実な感想を述べてしまった…

へ、へぁ… よく見たらこわいお顔してゆ……

??

…いきなり驚いた顔を見せたと思ったら次は固まってしまったな

??

ところで、

??

お前は誰だ?

冷ややかな目

低い声

見下ろす顔

あぁ、 私は何度こんな事を体験したのだろう

○○

っ……相手に名前を聞く時はまず自分が名乗ったらどうですか…、?

??

なんだお前。知らなかったのか。

??

もうてっきり知ってるのかと思ったゾ

…?何言ってんだこの人??

??

絶対その顔何言ってんだこの人頭おかしいやろって思っとるやろ

○○

ソンナコトナイデスヨ

??

まぁいい、お前が知らないなら教えてやろう。

??

どうも

??

グルッペンなんちゃらです。

真顔でピースをする彼に 吹きそうになってしまった危ねぇ

いきなり何すんだコノヤロウ

○○

グルッペンなんちゃら………

○○

ぐる…………

○○

……ぺん

○○

……!

○○

グルッペン・フューラー!!?!?

もしかして… いやもしかしなくても…こいつ…

○○

この国の総統じゃん……

グルッペン

なんだ、知ってたんじゃないか

教えられたの名前だけだし…

写真見てなかったし……

見なくても盗めると思ってたし…

グルッペン

さぁ!俺は教えたゾ!!

グルッペン

今度はお前が名乗る番だ!

○○

…ルーテと言います

もちろん偽名だ

相手国に本名など サラサラ教える訳にもいかんからな

グルッペン

ほう!ルーテというのか!

グルッペン

ではルーテ、質問いいか?

○○

どうぞ。なんなりと。

ニコリと微笑む。

グルッペン

そうか。では。

カチャ

グルッペン

俺はお前の名前が知りたい、そう言ったはずだが?

総統が私に向けたのは銃だった

○○

…総統閣下?

○○

そんな趣味の悪いもの、

○○

総統閣下が持っていてはいけませんよ?

○○

それに何を言っているのでしょう
私の名前はルーt

グルッペン

お前の名前はなんだ。

○○

……

……やっぱここ強い

っていうか怖い。

おうちに帰ります。 暖かいシチューが私を待ってるんだ

グルッペン

…黙っても俺は待ち続けるぞ

○○

…なーんで他国に個人情報流さないといけないんですかねぇ

○○

それに総統閣下なら調べられるはずですが?

○○

わざわざ私に聞かなくとも。

グルッペン

一応調べたりしたんだがな、

グルッペン

何せ噂でしか聞いてなかったから
その分特定できひんかったんや

○○

なんと。総統閣下まで私の噂が広まっているとは。恐縮です。

グルッペン

おうそんな事はどうでもええねん

グルッペン

はよ名前言えや

きゃーこわーい 助けてーアソパソマソー

一流スパイが捕まった話【wrwrd】

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