テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

注意書きは E p i s o d e . 0 へ

E p i s o d e . 2

幸せだったんだけど

やっぱそんなに長く続くわけなくて。

S m ﹣﹣

、…

 

ッ_うぁ"あっ、…

N a ﹣﹣

おとぉさぁんッッ、…

突然、父親は帰らぬ人となった。

突発性の病気らしい。

母親も弟も涙を流していた

でも俺は不思議と涙は出なかった。

もちろん悲しくないわけじゃなかった

実父だし、俺のこともよくしてくれた。

でも出ないものは出ない。

この頃だったかな。

母親が俺に愛情なんてものを 注がなくなったのは。

S m ﹣﹣

…母上、

 

っ、母なんて呼ばないでっ !

 

あんたなんか私の息子じゃないわ !

 

自分の父親が死んでも泣かない薄情者なんて

 

息子になんてした覚えは無いわ!

S m ﹣﹣

、…

実父が死んでも涙を流さない薄情者。

そんなことを言われるようになった。

まぁ実際薄情者ではあるのかも。

弟はと言うと

N a ﹣﹣

おか ~ さんっ、!

N a ﹣﹣

御本読んで ~ ?

 

いいわよ ~ ?

勿論溺愛だ。

そりゃそうだ

だって自分が産んだ可愛い息子なんだから

彼女からしたら俺は

血も繋がっていなければ 愛想もない。

他人も同然なのだ

S m ﹣﹣

…そりゃ愛されないわけだ

S m ﹣﹣

…ふぅ…

ベッドに腰を下ろす。

母親は瑞葵に付きっきりだし 瑞葵本人も楽しそうだから

何日か話さない日が続いた。

まぁ話したところで母親からは 冷たい視線を向けられるだけだ。

こんな時は、…

S m ﹣﹣

…。

俺が向かったのは教会。

広く、中も綺麗なここは 静かで唯一心を休める場所だ。

何も難しいことは考えなくていい

別に何かを特別に信仰している訳でも無く

ただ落ち着けるからという理由で来ている。

S m ﹣﹣

神様…なんて居たらいいんだけどな

S m ﹣﹣

…さて。帰るか

帰ろうと方向を変えた時

キィと音を立てて教会の扉が開く

S m ﹣﹣

…、!

大きな扉から顔を覗かせたのは

N a ﹣﹣

…、?

弟の瑞葵だった。

S m ﹣﹣

瑞葵…

S m ﹣﹣

どうしたの、?

S m ﹣﹣

母さんは、?

N a ﹣﹣

少し寝てて、…

S m ﹣﹣

休んでるのか、

N a ﹣﹣

うん、

S m ﹣﹣

寂しくなっちゃったの ?

N a ﹣﹣

…少し、だけ。

N a ﹣﹣

…お兄ちゃんは、…なんでここにいるの、?

S m ﹣﹣

ん ~ …こっちおいで。

S m ﹣﹣

少しだけ俺と話そっか

N a ﹣﹣

うんっ。

N a ﹣﹣

ここ、…広いね、

S m ﹣﹣

ね、

S m ﹣﹣

静かで落ち着くから

S m ﹣﹣

たまに来てるんだよ

N a ﹣﹣

そうなんだっ、…

S m ﹣﹣

うん。

S m ﹣﹣

少しだけ気分が良くない時に

S m ﹣﹣

ここに来ると落ち着くんだよ

N a ﹣﹣

お兄ちゃんも気分良くない時があるの、?

S m ﹣﹣

あるよ、?w

S m ﹣﹣

俺だって瑞葵と同じ人間だからね、

N a ﹣﹣

そっかぁ、…

N a ﹣﹣

…ねぇ、もう少しここにいてもい ~ い、?

S m ﹣﹣

いいよ、…って、

S m ﹣﹣

俺がここ管理してる訳じゃないけどね、w

S m ﹣﹣

一緒に居よっか

N a ﹣﹣

うんっ、!

next ⇩⇩⇩ E p i s o d e . 3

loading

この作品はいかがでしたか?

732

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚