こうして私達は脱獄のための準備をした
夜嵐
ここのルートはこうしたほうがいい
春桜
確かにバレにくいし、安全だしね
夜嵐
船に乗るから念のため酔い止めを持っていこう
春桜
そうね
私達は真剣に考えた。どういったほうが安全か、どのぐらいで着くかなどを徹底的に調べた
それから数週間が経過した
フブキ
どう?脱獄の準備は順調に進んでる?
夜嵐
はい、問題ありません
春桜
結構いい感じに立てられたしね
夜嵐
後の問題はボスだけだ
フブキ
ボスってそんな強いの?
夜嵐
私の師匠みたいなものですから
夜嵐
殺しの技も技術も全部あの人に教えてもらいましたから
夜嵐
私の動きなど余裕でわかるでしょ
春桜
そこが厄介なのよね〜
フブキ
大丈夫そう?
夜嵐
問題ありません。やると決めたからには必ず成し遂げます!
フブキ
そっか無理しないでね
夜嵐
お気遣い感謝します
春桜
さて、また計画を立てましょう
脱獄前日
フブキ
明日に脱獄か〜
フブキ
あまり実感がわかないな〜
夜嵐
まあ無理もないでしょ
春桜
大丈夫よ!しっかり準備してきたんだから!
フブキ
でも結構緊張する
夜嵐
大丈夫ですよ、私と春桜で援護するので
フブキ
それなら頼もしいね
夜嵐
はい!明日に向けて早く寝ましょうか
春桜
そうね
フブキ
おやすみ
夜嵐
おやすみなさい
そして当日
夜嵐
さてそろそろ脱獄と行きましょうか
春桜
ええ!
フブキ
バレないように慎重にね
私達は部屋の窓から飛び降りる
夜嵐
お嬢様、怪我はないですか?
フブキ
うん!夜嵐が抱えてくれたらね
春桜
よし!じゃあ船に向かうわよ
夜嵐
うん!
私達は船に向かう
春桜
後もう少しで着くわ!
春桜
ここの建物を抜けた先に船があるから
フブキ
うん!
夜嵐
……
夜嵐
悪い、春桜。先に行ってくれ
フブキ
え、でも
春桜
フブキ、ここは夜嵐に従って
フブキ
うん……わかった
お嬢様と春桜が先に行く
夜嵐
お嬢様!後で会いましょう
フブキ
うん、約束だよ!
お嬢様の不安の表情が一気になくなり、今とても嬉しそうな笑顔だった
夜嵐
さて、そろそろ出てきてくださいよ!
ボス
ボス
お~成長したな夜嵐!
ボス
あのお嬢様を脱獄させるのは驚いたが
ボス
脱獄させるってことはどういうことか分かってるんだよな!
夜嵐
勿論です!ですが私は自分の考えを否定しません!
ボス
はー、せっかく何年も慎重に育ててきたのに結局こうかよ!お前には失望した夜嵐!
夜嵐
構いませんよ、今の私は組織を裏切ったもの。何を言われても何も怖くありません
ボス
そうかよ
そういってボスは私に銃を向ける
私はすかさず短剣で銃を破壊する
ボス
ち、
少し隙ができたところで私は短剣を強く握り締め、ボスの目元にやる
ボス
危ねえな
ボスは淡々と交わした
夜嵐
クソ!
ボス
諦めろ!お前が俺に勝てることなど永遠にない
夜嵐
それでもあがいてみせる!
ボス
馬鹿だな本当に
春桜
もうちょいよ!フブキ!
フブキ
うん!
私達は急いで船に向かう。夜嵐が囮になってくれてるおかげか、敵は誰一人いなかった
春桜
よし!着いた!
春桜
乗って!フブキ!
フブキ
で、でも夜嵐がまだ
春桜
大丈夫、夜嵐はちゃんとあとから来るから
フブキ
わかった
私達は船を発進させた
同時刻
夜嵐
カハ
私は腹部を刺されたような痛みに襲われた
ボス
だから言ったろう。俺には勝てねえって
ボス
その様子だと持って十五分ってところか?
ボス
わざわざとどめを刺す必要もないな
そう言いボスは私の足を負傷させ、出ていった
夜嵐
グッもう手遅れか
体は痺れ、体のあちらこちらから大量の出血をしていた。ボスの言う通り持って十五分だろう
夜嵐
はあ……最後にお嬢さんに会いたかったな……
私は自分の死を悟った
ポッケに入ってた通信装置を押した
船に乗っていると夜嵐から電話が来る
春桜
もしもし!夜嵐!無事?
夜嵐
(その声春桜か)
夜嵐
(悪い、お嬢様に変わってくれ)
フブキ
夜嵐!無事?
夜嵐
(ごめんなさい、お嬢様私……約束守れそうにないです)
フブキ
え、どういうこと?
夜嵐
(すみません、もう私の体は動きそうにないです。後持って十五分ってところでしょ)
フブキ
そん……な
春桜
嘘でしょ!夜嵐!
夜嵐
(ごめんな、そんな冗談言えるほど体力が残ってないんだ)
フブキ
ヒグ……ポロポロ
夜嵐
(泣かないでください……お嬢様。こんな事も視野に入れてますし、死ぬことも覚悟出来てます)
夜嵐
(だけど最後にお嬢様と話がしたかっただけです)
夜嵐
(聞いてくれますか?)
フブキ
ポロポロ……うん
夜嵐
(私、貴方のおかげでとても楽しい思い出がたくさんできました。海に遊びに行ったり、買い物をしたり、オシャレを楽しんだり)
夜嵐
(普通の女の子がするような遊びをあなたに教えてもらいました)
夜嵐
(生まれて一番楽しかったです)
夜嵐
(些細なことだけどあなたはよく私を励ましたりしてくれました。とっても嬉しかったです)
夜嵐
(だからこんなところでさよならなんて嫌ですが運命というもの残酷ですね)
夜嵐
(私とお嬢様を離したいらしいです)
フブキ
ポロポロ……
夜嵐
(泣かないでください…綺麗な顔がもったいないですよ)
夜嵐
(最後に世界で一番大好きです…お嬢様)
夜嵐
(私にいろんなことを教えてくれてありがとう……さようなら)
フブキ
ポロポロ……
春桜
グス…フブキのことは私に任せなさい……だから安らかに眠って…
夜嵐
(ありがとう……春桜)
そこで電話は途絶えた
フブキ
こちらこそありがとう…大好きだよ……夜嵐






