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あ
801
羽海汐遠
13,853
1,162
ソノ
ミヤミ
コテツ
セツ
セツ
セツが指した"不能山"はここらで一番高い山で、標高が300mくらいある。
加えてずっと山々が続いているので、向こうに行くには山を登る必要がありそうだ。
ソノ
コテツ
ミヤミ
ミヤミ
セツ
セツ
コテツ
ソノ
ミヤミ
セツ
ソノ
ソノ
コテツ
コテツ
16時間後
午前7:30
ソノ
コテツ
ミヤミ
セツ
ソノ
セツ
するとセツは、何かが巻かれた布をコテツに差し出す。
コテツ
セツ
セツ
布を剥ぎ、鞘を抜く。
光が綺麗に反射する刀身が、鏡のように自分の顔を写し出した。
頬に目立つ傷が一つ。在る事を思い出させる。
コテツ
セツ
ミヤミ
セツ
ソノ
ソノ
ソノ
コテツ
コテツ
コテツ
ソノ
『グルル…』
獣が唸る。
皮膚を見破った太い血管が、痛々しく鼓動している。
目は白く、瞳孔は赤い。
血が固まった散り散りの毛が逆立ち、眉間にシワを寄せていた。
ミヤミ
セツ
次々に放たれる瓦礫の破片が、感染した獣達の進路を邪魔する。
その中で、瓦礫幕をかいくぐる一頭の感染大型犬が鉤爪を立てて襲いかかってきた。
セツ
コテツ
咄嗟に間に入り、かっ開いた感染犬の口に瓦礫を押し込み抑える。
『ヴヴヴヴ…!』
唸る大型犬が、瓦礫を噛み締めながら暴れる。
大きく飛びかかって来た瞬間、胸部と腹部にナイフを何度も突き立てた。
『ギャウッ!…キャイン!』
残ったのは二体。
黒と血の混じった毛色の"猫"と、牙が腐りきって全身血黒い"猪"。
どちらが脅威かと言われれば、絶対"感染猪"だ。
ソノ
ソノ
皆が皆無造作に積み上がった瓦礫の上に避難し、尖った瓦礫を投げ続ける。
コテツだけは感染猪と同じ土俵にて、睨み合いを続けていた。
コテツ
距離の変化に合わせ、ナイフの持ち方をコロコロ変える。
素早く、こなれた手つきで殺意を現すその手つきは最早歴戦。
子供の所業ではない。
『ブォオオオオッ…!!!』
その時、猪が憤慨の唸りを上げ、硬い爪で地面を蹴りつけた。
投擲された瓦礫が何度も直撃するも、速度は落ちず加速するばかり。
思考の猶予は、ものの数秒も無い。
コテツ
真後ろに向かって走り出し、瓦礫の山に飛び込む。
積み上がった瓦礫の山に脚をかけ、猛進する猪の頭上を掠め払った。
『ッピギュァアッ!!!!』
感染猪が叫ぶ。
見ると、その右目には切傷が走っていて、終端にナイフが緩く突き刺さっていた。
セツ
ミヤミ
ソノ
ミヤミ
運よく、フォームが整いミヤミが投げた瓦礫が猪の前足の健に命中する。
衝撃が走り、体勢を保てなくなった感染猪は、項垂れるようにその場に倒れ伏せた。
同時に、コテツが詰める。
刺さりが緩くなっていたナイフを再び握りしめ、渾身の力を芯に込めた。
ズズッ…!!
『ギュッ!ギュピァ…!!!』
コテツ
コテツ
ナイフの刃が肉を裂き、脳を砕き、ついには後頭部から左目辺りを貫き通した。
ナイフを抜くと、血が噴き出し、溢れ出す。
猪が横這いに倒れ、ピクリとも動かない。
生命の宿らないただの肉塊。
終わった。
コテツ
ソノ
ミヤミ
コテツ
ミヤミ
コテツ
ソノ
セツ
ミヤミ
ソノ
ソノ
ソノ
ミヤミ
コテツ
ソノ
コメント
1件
第2話、めっちゃ面白かったです…!ゾンビ化した動物との戦闘、緊張感がすごくてページをめくる手が止まらなかったです。特にコテツがセツに研いでもらったナイフで猪を倒すシーン、カッコよかった…!あと、役割分担して協力し合う4人の距離感がじわじわ来ますね。セツがコテツのためにナイフを研ぐシーン、すごく好きです。次も楽しみにしてます!