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コメント
2件
いつもありがとうございます…!
続きも楽しみです!!
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さくらぶ(主)
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Snow Man
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深澤
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宮舘side
岩本がこじ開けた西側ゲート。爆発の煙が立ち込める中、一人の男が悠然と 足を踏み入れた。赤いロングコートをなびかせ、一歩一歩の足取りに気品すら漂わせる。宮舘涼太だ。
周囲には、岩本が破壊したドローンの残骸と爆風でひしゃげた鉄材が 散乱している。だが、宮舘の歩む道だけはまるでレッドカーペットが敷かれているかのように清浄な空気が流れていた。
彼の能力『結界(ノーブルドーム)』。 それは、あらゆる物理攻撃や熱エネルギーを無効化し、自身と仲間の周囲を 聖域へと変える絶対防御の盾だ。
宮舘
岩本
宮舘
阿部
佐久間
宮舘
宮舘が指をパチンと鳴らす。すると、彼の周囲に淡い琥珀色の半透明な球体が出現した。廊下の両壁から、数万ボルトの青白い電撃が猛烈に放たれ、宮舘の体を飲み込もうとする。しかし、その雷鳴のような放電も、彼の『結界』に 触れた瞬間にまるで水が弾けるように霧散していった。
宮舘は眉一つ動かさず、電撃の嵐の中を歩き続ける。
向井
深澤
渡辺
宮舘
宮舘が視線を向けた瞬間、壁がスライドし、ガスマスクを被った暗殺者が 3人、音もなく飛び出してきた。彼らの手には、特殊な凍結スプレーが 握られている。一斉に噴射された超低温のガスが、一瞬にして廊下を 凍りつかせていく。
宮舘
暗殺者たちが放った凍結ガスは、宮舘の『結界』に阻まれ、彼に 触れることすらできない。逆に宮舘は、結界の範囲を一気に拡大させた。 「ノーブル・プレッシャー!」 膨れ上がった琥珀色の波動が、暗殺者たちを壁へと叩きつける。
ラウール
宮舘
暗殺者たちの胸元で、赤いランプが高速で点滅を始める。 次の瞬間、狭い廊下で大規模な爆発が連鎖した。 凄まじい衝撃波と炎が、逃げ場のない空間を埋め尽くす。
佐久間
阿部
煙が晴れた廊下で、宮舘は乱れた前髪を指で整えた。 琥珀色の結界は、爆発の余熱を完全に遮断し、彼の赤いコートには塵一つ 付いていない。その視線の先には、最深部へと続く重厚な扉が、彼らの 「勝利」を待つかのようにそびえ立っていた。
一方、作戦本部のモニターを見つめるラウールの指先は、小刻みに震えて いた。耳に届く兄たちの頼もしい声。耳に届く阿部の冷静な指示と、佐久間の明るい叫び。それが今の彼には遠い世界の出来事のように感じられた。
宮舘
佐久間
目黒
阿部
ラウール
ラウール
ラウール
ラウール
ラウール
阿部
向井
ラウール
深澤
ラウール
ラウールはスマホを放り投げ、暗い部屋の隅で膝を抱えた。 瞳の奥では、まだ「赤い点滅」が消えない。それどころか、点滅は激しさを 増し、次第にどろりとした「黒い濁流」へと変わっていく。
(僕が、見なければいいんだ。僕さえいなければ、みんなは……)
最年少の心に芽生えた小さな「闇」。 それは「雪の雫」の輝きさえも飲み込もうとする、底なしの孤独だった。 その頃、施設の地下深くでは、ブラック・アイスの 幹部が冷酷な笑みを浮かべていた。 「……見つけたぞ。我々の『器』にふさわしい、最も純粋な絶望を。」 運命の歯車が、最悪の音を立てて回り始める。
さくらぶ(主)
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