ガタンッ
天堂 翔
…ねぇ、あいつに何された…
成宮 雫
な…っ何もされてないよ…っ
天堂 翔
うそ。
天堂 翔
じゃあそれ。なに?
成宮 雫
…えっ?
翔くんに連れられ、鏡の前に行くと、
首筋にあざのようなものができていた。
ここって…
天堂 翔
それ、あいつがつけたんでしょ?
成宮 雫
知らないよ…っ!
成宮 雫
だって、何もかも初めてで…っ
ヌルッ
成宮 雫
んん…っ!!
グイッとあごを持ち上げられ、
舌を絡められる。
成宮 雫
しょ…っ…く…ん
天堂 翔
…何されたの。
天堂 翔
…危機感持ってって…言ったのに。
翔くんは、少し弱々しい声で呟いた。
でも…これは…
これも、『遊び』なんでしょ…?
なんでこんなことするの…っ?
公認だろうが専属だろうが、
好きじゃないなら…っ、
こんなことしないでよ…っ!!
成宮 雫
…っ、なんでっ…?
天堂 翔
…は?
成宮 雫
私も…っ、
成宮 雫
私のこともっ
成宮 雫
『遊び』なんでしょ…っ?!
成宮 雫
なんで私なのっ…!
成宮 雫
好きでもないなら…っ
成宮 雫
こーゆーことしないでよっ!!
私の中の翔くんは…
初めて会った時から意地悪で…
変態だし…苦手だった…。
でも…っ
『守ってあげられる』
って言われた時は…っ
嬉しかったのに…
成宮 雫
信じよう…って…してたのに…っ!
天堂 翔
…っ!
成宮 雫
…翔くんなんか…っ
こんなやつなんか…っ
成宮 雫
大っ嫌い!!!
バタンッ
私はそのまま部屋を飛び出した。
天堂 翔
…っくそ…
天堂 翔
なんで覚えてねぇんだよ…っ
そう、呟いていたとも知らずに。
こんにちは!しだにのです! ちょっと短かったですね… 次回!翔くんパートです! 翔くんの過去が明らかに…?! いいね400で続きを出したいと思います! 応援よろしくお願いします💪❤