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ないこの家ー客室
ゆうすけ
輝く太陽が見える。
カーテン越しでも、十分眩しい。
目を少し細めながらでも、なんだか太陽が見たかった。
ここに来て、まだ2日ぐらいかな。
でも、すごくあったかい。
「あのとき」は、冷たかった。
、、、なんで、そう感じるんだろ。
ゆうすけ
ゆうすけ
ゆうすけ
こんなこと、してくれるの?
ゆうすけ
ないこさんたちなら、わかるかもしれない。
そんなふうに、思っていたとき。
がちゃ
音がして、人が入ってきた。
ほとけ
僕は、ゆうすけくんに近づいた。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ゆうすけ
ほとけ
ほとけ
ゆうすけ
みんなにないしょで来たら、なんでだめなんだろ。
ほとけ
ほとけ
ゆうすけ
それから、色んな質問をされた。
りうちゃんとどうだった?
とか、
しょうちゃんになんかされた?
とかだった。
でもなんだかあったかくて。
気分がすごくよくて。
なんだっけ、この感じ。
ゆうすけ
ほとけ
ゆうすけ
ゆうすけ
ゆうすけ
ゆうすけ
ほとけ
ほとけ
ゆうすけ
ここ、とゆうすけくんが指したのは、
人体の、中心といっても過言ではない、
心臓のあたり、だった。
ほとけ
ゆうすけ
ほとけ
ほとけ
ゆうすけ
ほとけ
ゆうすけ
ないこさんや、りうらくん、しょうくんと話したとき、、
そんな感じだった。
おれは、うれしかったんだ。
話す人。
いっしょにご飯を食べてくれる人。
俺といることを辛いと思ってない人。
そんな人が、いなかったから。
みんな俺の首や、顔を見て、
気味が悪い笑顔で。
これを、、、
ゆうすけ
ほとけ
ゆうすけ
ゆうすけ
ほとけ
ほとけ
楽しそうな、ほとけくんを見て。
すごく、「うれしく」なった。
ゆうすけ
笑ったゆうすけくんは、
なんだか消えてしまいそうで。
儚くて。
天使、みたいだった。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
じゃあね、と言う時間もなく、ほとけくんは去っていった。
、、、、さびしい。
そんな思いが、俺のこころの中に残った。
僕は走って、ダイニングルームに向かった。
まだ、誰も起きてないみたいだった。
ゆうすけくんがふっと、頭に出てきた。
あの、ふにゃっとした、笑顔。
やわらかくて、やさしい空気がすごく心地いい。
あの子を守ってあげないと。
みんなとも、協力したほうがいいのかもしれない。
でも。
あの目を。
あの空気を。
僕がひとりじめにしたい。
話す前から分かってた、この気持ち。
会った瞬間の、あの衝撃。
忘れられない。
僕は人生で、初めて、
一目惚れを経験したんだ。
コメント
2件
もう少しだけ、連携を待ってください!!!!