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#ミステリー
鬼霧宗作
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#デスゲームパロ
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無事に引っ越し業者を見送り、荷解きもそこそこに、約束通りケーキを食べる。
沙優
まだ越して来て初日であり、壁の厚さがどんなものか分からない。
それにしても、随分と声をひそめながら、妻が口を開いた。
沙優
その言葉に、梶田は小さく頷いた。
美乃梨
沙優
沙優
沙優
沙優
美乃梨
普段、娘のゲーム時間を厳しく管理している妻だからこそ、なんとも分かりやすい人払いだった。
すなわち、日頃のルールを無視してでも、梶田に相談したいことがあるのだろう。
梶田
沙優
梶田
その理由に心当たりがあるのだが――とまでは言わない。
まだ、梶田自身が状況を完全に受け入れられておらず、妻に問われても説明できる自身がない。
梶田
梶田
沙優
沙優
明らかに不穏な空気が2人の間に流れる。
部屋の中では、娘の遊ぶ携帯ゲーム機のポップな音楽と、キャラクターが死んだ時の、これまたポップな音楽が流れているだけだった。
――この日の不穏な出来事は、これだけで済んだ。
そう、この日は。
翌朝だ――。
外の騒がしさで目が覚めた梶田。
仕事はしばらく有給を取っており、当初の予定だと今日は挨拶回りをする予定だった。
面倒そうな403号室を昨日の内に終わらせていたことは、ある意味で気が軽くて助かる。
梶田
トイレに起きたついでに、あまりの騒がしさにパジャマ姿のまま廊下に出た。
すると、廊下の一角に数名の人間が集まっていた。
昨日、部屋に招いてお茶まで出してくれた老婆の姿をもあった。
梶田
梶田
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梅林
梅林
冷たい視線が注がれる中、まだ30代くらいの綺麗な女性が、梶田のところまで歩み寄ってくる。
401号・住人
梶田
挨拶について言及しようとすると、梶田の腕を掴む女性。
401号・住人
401号・住人
401号・住人
稲庭に言われるまま、パジャマ姿でサンダルを履いたまま歩き出す梶田。
連れて行かれたのはみんなが集まっていたところ。
そこは4階の掲示板だった。
4階の愚民どもへ。
昨日、ここに越して来た男が、王様の父親である大王様に無礼を働いた。
まだここのルールも分からぬだろうと、ふだんは1軒あたり10万円を徴収する王様報酬費の納入を、特別に大王様が超気を遣って5万円で構わないと我慢してやったのに、その男は無礼なことに万円しか納入しなかった。
そのおかげで、天井間近のスロットを打ちきれず、期待値が高めの天井性能を持つ台を捨てることになってしまった。
結果、そこから台が噴き、本来ならば王様の手元に20万円が残るはずが、全く見ず知らずに他国の国民に20万円を与える事実となった。
これは由々しき自体であり、簡単に感化できるものではない。
そのため、今月の王様報酬費を連帯責任として、各家ごと20万円を納入するようにした。
王様に逆らったら処刑な。
王様。
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男の声を聞きつけたのか、昨日の男が部屋から顔を出した。
王様
王様
405号・住人
405号・住人
王様
王様
王様
王様
王様
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王様
王様
王様
またしても一同の視線が集まる。
王様
王様
そして、こうして視線が集められるのは、果たして何度目なのか。
梶田
王様
王様
有栖
有栖
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梅林
王様
王様
有栖
有栖
有栖
王様
有栖
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有栖
有栖
有栖
梶田
王様
有栖
王様
有栖
王様
王様
王様はわざとらしく、有栖を頭からつま先まで舐めるように眺めてから、部屋に戻って行った。
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有栖
有栖
有栖は梶田のところまでやってくると、おもむろに梶田の肩を叩く。
有栖
有栖
梶田
梶田
彼女の言っていることに間違いはなく、だから梶田は仕方がなく、小さく同意するしかできなかったのであった。