原初の秘密 〜15の運命〜

“原初の世界”が今… 誕生 した…

それは、とてもめでたいことであり…

また、次々と世界が誕生したいく… マイブレであり…

予兆

である その予兆は、誰にも分からない

だけど この世界（物語）は、その予兆が始める前の物語

其処に…いや…

この世界が誕生した瞬間

新たな‘運命’が生まれた

その者は、この後に生まれてくる…

その名も

“１番目” 六繁の縁林

姿は…魔法陣の様な容姿で 彼にも

“秘密”

が、存在する 誰氏にも、“秘密”と言うものはある…

だが、彼が保つ“秘密”は‘度’が過ぎている

その“秘密”がこの世に… いや、次々に生まれてくる世界の住民達にバレてしまえば 簡単に世界の崩壊を招いてしまう

それほど…重大な“秘密”

だけど…君達には…話しても… 多少は大丈夫だろう…

彼の保つ…“秘密”とは

〔臨時〕様と‘ツーナイグング’は… 其々… 〔臨時の‘裁判官’〕様と‘愛情の‘看守’’の刑事

と言う“秘密”… 一見、大した“秘密”では無いと思うかもしれない

だが、この“秘密”は‘元から知っている者’や‘本人自ら明かし知った者’以外の者が知れば、 本人…自ら、その者を殺しにかかる

〔臨時〕様と‘ツーナイグング’の実力は馬鹿げている 片腕を振れば、10世界が吹き飛び…無くなる その為、本人達は力を抑え込んで生活をしている

さぁ、そろそろ… “六繁の縁林” を見に行こう

だが、“原初の世界”は 元々、何も無い世界… ただ、其処には見えない‘何か’がある

その‘何か’で苦しむ…兄弟もいる その情報も“六繁の縁林”は知っている その兄弟達に今すぐにでも会いたいだろう…

もし…君達が… “六繁の縁林” だったら、こんな屈辱を耐えられるかい？

「無い…」

グサァ

…………………………………………………………………

“六繁の縁林”の死亡を確認

世界の再構築を開始します

ﾊﾞｷｨ…ﾋﾟｷﾋﾟｷ…

世界に…“原初の世界”にひびが入る それは徐々に広がり大きくなる

“六繁の縁林”の体の半分が吹き飛んだ その状態でも、数秒だけ生きていた

これは驚くべきことだった

弟が生まれる前から… もう…9631回の自身の“死”を経験した

これが…最後の世界の再構築…

もう…あとはありませんからね…

“六繁の縁林”こと…

“１人目の‘運命’に抗う者”

であり

“最初の罪人”

…………………………………………………………………

世界の再構築を完了致しました

これにて、9632回目の転生を開始… …………………………………………………………………………………………………………………………………… 完了致しました

ｸﾞﾁｬ…

“六繁の縁林”の上からギロチンの刃を落ちて来て… “六繁の縁林”の体は…真っ二つになった

ﾄﾞｻｧ

“六繁の縁林”はその場に倒れた

“六繁の縁林”の死亡を確認

「なんだ…？この役立たずは？」 「酷い有様だ…」

「何故、こんなに‘転生’を繰り返させたのに死ぬんだ！」 「この！役立たず目！！」 「貴様はもう不要だ！」

そんな言葉が聞こえて来た

「世界の再構築はもう必要無い…」 「何せ、この役立たずが生き延びなかったせいで世界は滅んだのだから…」 「こんな、クソガキの為に世界の再構築を9632回もやったのに…全て！無駄に陥った…」 「あ〜あ、コイツも、アイツも‘失敗作’だ…」 「嗚呼、コイツにも名を一応、与えておこう…」

「“無価値”」

「それが、貴様の新たな名だ…」 「有り難く思えよ？」 「“無価値”…いや…“犯罪者”のガキ…」

「お前作り出したのは…他でも無い…」 「俺のサンドバックの【　裁罪人　】だ…恨むならそいつを恨め…“無価値”…」 「さぁ、‘ツーナイグング’…コイツの遺体を処理しておけ…」 「俺はもう…【　裁罪人　】の使徒の様な‘無様な物’は必要無い…お前が居れば十分だ…」

ﾊﾟﾁﾝ

指を鳴らす そうすると“六繁の縁林”を中心に15角形が現れ その15角形の角から15の刃が召喚され 勢いよく“六繁の縁林”に突っ込む

ｸﾞﾁｬ

“六繁の縁林”の内蔵が飛び散る その飛び散った内蔵などを一つの場に集めると ツーナイグングは指先から炎を出して“六繁の縁林”にその炎を当て… 燃やした

其処から‘ツーナイグング’はその光景を見続けた “六繁の縁林”が完全に燃え尽きると‘ツーナイグング’はその場を離れて何処かへ行ってしまった

其処に2人の人がやって来た 1人は嫌な顔をして、もう1人は少し寂しそうな…何処か申し訳ない顔をしていた

「【　裁罪人　】」

【　裁罪人　】は胸ぐらを掴まれる

先程まで“六繁の縁林”が倒れていた場所から強力な光が放たれる 其処から徐々に“六繁の縁林”の形が形成されてゆく…

“　　　”は“六繁の縁林”の頭を撫でて 【　裁罪人　】と共に、その場を離れた