原初の秘密 〜15の運命〜

次の過去は“２番目”の過去だよ

まぁ、“１番目”よりはマシだけど… 彼も悲惨だよ

だって…ねぇ…

あの…

“最初の罪人”

の、‘子’だからねぇ〜

さぁ、君達は“２番目”の子に会いに行っておいで

まぁ、彼の“秘密”は本人自ら… 説明してくれるはずだから…私からの説明は必要無いね

それでは、行ってらしゃい

第一章

“１番目”の“真実”と６名の‘子’

第二話

“２番目”の子

開幕

此処は“原初の世界”

そして、“１番目”の“六繁の縁林”が誕生した場所から… 約１万５０km離れた地点

其処までの距離をたったの１０分程で移動してしまう… 彼もまた…相当の実力を持っている筈…だが…

恵まれないのだ

“六繁の縁林”が保つ“秘密”は…あれだけでは無い… 他にも“秘密”を持っている…

まぁ、一部の“秘密”は他の兄弟達も知っている者もいる まぁ、知らない者の方が多いがな…

おっと…そろそろ… “２番目”の‘子’が誕生するみたいだね

ﾋｭ~ﾝ

空から…いや…‘上’の方から一つの眼玉が落ちて来た すると、その眼玉に戦闘には向かない細く黒色‘剣’みたいなモノの 重なり合う場から細い刃の部分がある‘剣’に似た何かが…

その眼玉にｸﾞｻｧﾘと刺さり、その後ろに8角形の赤い何かが出来た

見た目は大人に近かった だが、精神年齢や思考はまだ幼い様だ

“２番目” 降臨の眼

………………………………………………………………… 今…此処で“降臨の眼”視点で少し周りの様子を見ていこう 今までの視点は“六繁の縁林”だったからね…

“降臨の眼”視点

“降臨の眼”から見える光景は…

真っ白な空間にポツンと2人だけ立っており、目の前に兄である“六繁の縁林”がいる

そんな状況、だが我々の目のは“六繁の縁林”は魔法陣の様な歪な形だったが…

どう言原理か… “降臨の眼”と“六繁の縁林”にはお互いが人間の姿をしている 様に見えている

だが、我々には“降臨の眼”視点でも “六繁の縁林”は魔法陣の様な歪な形をしていた

“六繁の縁林”は自分の手を強く握り… 顔には大量の汗をかいて…かなり焦っている様に見えた

其処に…

“降臨の眼”‘は’知らない人がやって来た

“六繁の縁林”が酷く動揺する

ﾄﾞﾝ

ｸﾞﾁｬ

ﾊﾞﾝ

‘ツーナイグング’が銃を発砲した その弾丸は“降臨の眼”の脳天を見事に貫いた

ｼｭﾝ

‘ツーナイグング’はその場から離れた 　

ｽﾀｧ

何者かがやって来た その者の容姿は… 大きなツノに小さな天使の輪 和服と洋服が混ざった様な暗系の色の服を着ていた 髪の長い女性ぽい人がやって来た

視点を変え

“六繁の縁林”視点

「家族であり…お前の味方だ」

定め（運命）視点

すると“降臨の眼”と定め（運命）の目の前に小さな白いお皿が運ばれて来た

‘定め（運命）’は自身の指先から血を流してお皿に入れる “降臨の眼”も、爪を使い指先から血を流してお皿に入れる

互いに、血を入れ終わると… それを交換して、その互いの血液を飲む

ｺﾞｸ…

“六繁の縁林”視点

少し離れた場所に

ｼｭｲﾝ

ｶﾞﾝ

弾丸が飛んできた

ｼｭﾝ

“２番目の秘密” ““９番目”以降の‘子’達とは従兄弟である事” ‘嘘’は言っていない “真実” を話したに過ぎない それ自体が… “真実” であり、隠し通さないといけない