しーするー
桜田るのは
プロローグ
見たいこと、
聞きたいこと、
知りたいこと、
それは本当に知りたかったことなのか、
知っていいことだったのか、
超能力なんて
夢だけの話だと思っていたのに
人の心なんて
知りたくなかった、
知らなきゃ良かった
大切だと思ってた君の心まで
言葉にされるまで
知りたくなかったのに、
ほんの出来心
EPISODE 1
「今日の東京の気温は20.5度と 少し冷え込む様子です」
ニュースキャスターが機械のように 天気予報を伝える朝、
自室から聞こえてくる下の階のリビングにあるテレビニュースの音、
それと、
「清香!起きてるの?! 学校遅刻するわよ〜!」
機械のようなニュースキャスターよりも何倍も大きいお母さんの声、
お母さんがバタバタとしているような足音が聞こえてきて
嫌になりそうな朝に慌ただしい家の中、
麻倉清香
そう思うほどに 何もする気になれない
麻倉清香、大学院二回生
元々成績が良かったため大学院を勧められ、なんの目的もなく大学院に通う可もなく不可もないごく普通の女の子、
麻倉清香
重たい体を何とか起こして リビングに向かう、
そしてリビングに入ったらお決まりのように言われる言葉
お母さん
お母さん
お母さん
はいはい、知ってるよ
私は聞きなれたセリフに そう軽く流して冷蔵庫からオレンジジュースを取り出してグラスに注ぐ
お母さん
すれ違いざまに言われた言葉に私はカチンときていたけど、
カチンと来た思いをオレンジジュースで流して押し込んだ
人の気持ちなんて簡単には わかりゃしないよ
“超能力者じゃあるまいし”
✱
講義の20分前
同じ学部の和と一緒に講義室へと向かう
松石和
麻倉清香
私は意外とその日のテンションは朝に決まるタイプだから、 そのまま態度に出てしまってるのだろう、
私は、和に頬をつつかれるまで 自分の頬が膨れてることには気付いていなかった、
松石和
松石和
麻倉清香
麻倉清香
松石和
麻倉清香
そう話していたら後ろから 「清香ちゃーん」と 呼ぶ声が聞こえてきた
麻倉清香
阿部くんというのは 同じ学部の阿部亮平くんのことで、 たまたま同じ講義の際に知り合った 人で、
阿部亮平
麻倉清香
阿部亮平
阿部亮平
甘く優しい目からは想像できないくらいに理系の男子で
講義と講義の間でよく話しかけてくれる、
それに講義の分からないところは阿部くんに聞けばなんでも教えてくれる
だけど今日は理系なんて関係の無い 心理学、
麻倉清香
阿部亮平
麻倉清香
阿部亮平
元気に手を振りかけてくれる
麻倉清香
私が手を振ると満足気に校舎に向かって行った
松石和
松石和
麻倉清香
松石和
松石和
松石和
松石和
松石和
麻倉清香
松石和
松石和
麻倉清香
突然の爆弾発言に私はびっくりする
麻倉清香
麻倉清香
一瞬だけ焦ってしまったけど、 冷静に応答する
松石和
松石和
麻倉清香
麻倉清香
松石和
麻倉清香
松石和
松石和
麻倉清香
なんのアニメの話だ、 だなんて思ったけど、
心のどこかで “超能力が使えたら”
なんて思ってしまっていたんだ、
EPISODE 2まで ❤400以上
新連載です! みんなは心理学とか超能力とか好きかな?
意見が多かった阿部くんで!!
❤連打や感想💬たくさんお待ちしてます👐🏻💞
コメント
23件
これも好きだわぁ、、、最高過ぎる
やったァ!阿部ちゃんや🫰🏻💚 続き楽しみにしおります︎👍🏻 ̖́-