ひた、ひたと聞こえる自身の足音と
吹き通る風の音
これは恐いという感情だろうか
それともただ単に寒いだけなのか
???
少し歩いていれば見えてきた出口。
???
でも出ないとな。
まだ居たいというキモチを抑え、渋々外に出る
出た先の空は綺麗だった
綺麗で綺麗で、消えてしまいそう
???
出た瞬間に投げかけられた言葉。
驚いてか、思わず見てしまう。
???
これでも頑張ったのだ。 まだ0時だよ?
苛立ちながらこちらを見る、赤い髪の男と
呆れたようにこちらを見る、水色の髪の男
似たもの同士の
「両親」だ
???
???
父さんが言う。遅くないもん
???
苛立つ母と呆れる父の手を引き
家の方向へと帰る。
ふわりと靡く水色の髪は団子で纏められ
ちらりと動く赤い瞳は随分と楽しそう。
彼女の名は 「フレイ・クラウン」
かの神覚者、ランス・クラウンと
自戒人であるドット・バレットの娘。
美しい容姿とは真逆の残酷な固有魔法で知られている
有望な学生だ。
このお話は、そんな彼女の
成長期である
【 0話 : フレイ・クラウン 】
コメント
2件
調べたんだけどフレイって主って読むんだ〜 てか上手いね(´ڡ`❤)、、、子供が出来たのか!てぇてぇ😇(◜¬◝ )