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俺は今日もお面を被る

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俺は今日もお面を被る

15 - 頼ってみれば...?桜v i e w.

♥

1,058

2025年01月14日

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人はそれぞれ抱えれる大きさが違う

俺だってそうだ

彼の抱える闇は相当大きかったの かもしれない

俺はいつもどりに登校した

しかし彼の姿が見当たらなかった

桜.

(おかしいな...
いつも来てるのに)

桜.

(気長に待つか...)

待っても待っても彼は来なかった

桜.

なぁ楡井〜桐生〜

楡井.

どうしました?

桐生.

どーしたの?

桜.

蘇枋知らねぇ?

楡井.

そういえば蘇枋さん
まだ来てませんね

桐生.

いっつもこの時間は
来てるよね〜

桐生.

1回連絡入れてみる

桜.

ありがと

まさか...死なないよな

そんなことを考えてたら 数時間過ぎていった

桐生.

既読にもならないし
電話も出ない....

俺は心臓が跳ね返ったように ドキッとした

その時だった

楡井.

ピコン

楡井.

蘇枋さんからです!

桜.

バッ

桜.

なんて書いてる

楡井.

休むだけッス

桐生.

体調不良かな...

桜.

お見舞い行くから
何買ったら言うと思う?

桐生.

んー皆で行った方が早いね

楡井.

俺も着いていきます

柘浦.

なんや蘇枋のヤツ休みかいな

楡井.

みたいです

桐生.

杉ちゃんはどうする?
皆で買う?

杉下.

行く

桜.

放課後...絶対行くぞ

桐生.

そうだね!

桜.

(見舞いだけじゃなんか...ね)

桜.

ちょっと1回席外すわ

桐生.

分かった〜

楡井.

了解です

俺は一目散に教室を出て 屋上を目指した

桜.

バッ

桜.

ハァーハァー

梅宮.

よぉ〜桜〜おはよう

桜.

梅宮っ

桜.

見舞いに何入れたらいい?

梅宮.

???

桜.

あ、その...

桜.

今日蘇枋が休みだから
見舞い品持っていこうと
思ったんだけど...
見舞い品だけだったら
寂しいから...

梅宮.

あ〜そういう事ね

梅宮.

んー俺だったら
手紙入れるかな?

桜.

手紙..??

梅宮.

そうそう

梅宮.

紙と封筒やるから
それに書いて入れる

桜.

どういうの書けばいい?

梅宮.

自分の想いのままに

桜.

桜.

ありがと梅宮

梅宮.

お兄ちゃんだからな!
(にかぁー

俺は急いで教室に戻った

桐生.

おかえり〜桜ちゃん

桜.

ただいま

桜.

ちょっと集中したいから
向こういてくれねぇか ?

楡井.

分かりました

桐生.

お手紙書くの?

桜.

( . .)"コク

桐生.

いいじゃん (笑

桐生.

俺らも書く

柘浦.

ワシも

桜.

最後な!

そうして俺は手紙を書いた

拝啓 蘇枋隼飛

梅宮.

想いのままに書けばいい

桜.

想いのままに...か

そうして数時間後

桜.

できた

桐生.

なら俺らも書こ〜

杉下.

よし、

桜.

封筒入れて

桜.

買い物行くぞ

杉下.

( . .)"コク

桐生.

お〜

桐生.

経口補水液いるでしょ

杉下.

お茶探してくる

柘浦.

果物探してくるわ

楡井.

ゼリー取ってきます

桜.

紅茶...

俺らは別れて見舞い品を買った

当たりは薄暗くなり始めて

カラスの鳴き声だけが耳に 入ってきた

楡井.

蘇枋さんの家はあっちです

桐生.

やっぱり凄いな~
にれちゃんわ

楡井.

全然です

楡井.

むしろこう言う事
しかできないので

桜.

俺にはそんな
ことできねぇよ

桜.

だからもっと自信持て

桐生.

ふふっ

桐生.

桜ちゃんは人の感情を
動かすのが得意だもんね

桜.

は、..?!

杉下.

ッチ

桜.

"ッチ''とは何だ?!

悪ふざけをしながら歩いていると

楡井.

ここですね

ついた...

ここが蘇枋の家か...

柘浦.

ほら桜ピンポンしてやり

桜.

ったよ...

ピーンポーン

桜.

....

ガチャガチャ

桜.

桐生.

すおちゃん

楡井.

体調大丈夫ッスか?

蘇枋.

え、ぁ

桜.

見舞い来てやったぞ

蘇枋.

まだ学校じゃ...

杉下.

蘇枋.

嘘もう6:30...

蘇枋.

ごめんね...

楡井.

なに謝ってるんっスか

何でそんな目してんだよ...

余計に心配なる

蘇枋.

来てくれて早々
悪いけど帰って...くれる?

桜.

そう言うと思って

桜.

これ

柘浦.

ほな!

桜.

早く治せよ

そう言って別れを告げたあと

桐生.

メギの花気づいてくれるかな

桜.

知らねぇ

楡井.

凄いですね...思いつきません
でしたよ花あげるなんて

桜.

まぁ...

桜.

俺も初めて知ったけど

[私が助ける]

桜.

こんな意味があったなんて

桐生.

もう遅いから
これで解散しよっか

楡井.

そうッスね

柘浦.

ほなまたな!

杉下.

....

桜.

学校でな

俺は彼のことが心配になったが 気持ちを我慢して家に帰った

桜.

はぁ...

彼の無理やり笑う姿が怖い

今にも消えてしまいそうな 瞳の奥の感情が怖い

どうしたら彼を救えるのだろう

そんなことを考えてたら

コンコン

桜.

誰だ...

桜.

誰ですか、って

桜.

蘇枋?!

蘇枋.

桜裙っ'''

今にも泣きそうな彼を

桜.

部屋入る?

俺は優しく腕を引っ張った

彼の手は凄く震えて冷たかった

色々聞きたかったけど 彼の震えが凄く怖かった

だから俺はそっと抱きしめた

桜.

さすがに震えすぎだし
めっちゃ心配した...

すると彼の目から無数の 雫が零れ落ちた

蘇枋.

ポロッ

子供を見ているようだった

同じ高校生のハズなのに

俺から見た彼は幼い 子供のように感じた

蘇枋.

桜裙っ'''

桜.

嗚呼...ちゃんといるぞ

蘇枋.

桜裙っ''''ポロッポロッ

そう言うと彼の目から沢山 今まで抑えてた気持ちが 流れていく感じがした

蘇枋.

うわぁ''ぁん

桜.

サスサス

俺に出来ることは今彼に寄り添って安心させること

むしろそれ以外ない

彼が話してくれるまで俺は しばらく黙ることにした

彼の涙は言葉では表せないくらい

美しく感じた

次第に彼の震えは落ち着いてきた

桜.

サスサス

蘇枋.

ねぇ、

彼の声はまだ少し震えていた

桜.

なに?

蘇枋.

頼っていい...?

思いがけない言葉だった

桜.

嗚呼いくらでも...

桜.

むしろ頼れ

蘇枋.

ありがとっポロッポロッ

グズグズな彼をそっと 抱きしめたまま

桜.

細...

蘇枋.

え、?

蘇枋の体は前抱きしめた時より 明らかに細く感じた

桜.

飯作ってあげる

蘇枋.

え、いy

桜.

頼れ

蘇枋.

....

蘇枋.

はい...

少し無理やりだったかもしれない

だけど...助けたい一心で この結果になった

そして俺は前にことはから 教えてもらったお粥の作り方で お粥を作った

桜.

こんなもんか...

桜.

熱いからな...

蘇枋.

ん、

蘇枋.

ありがと

ほんとに子供みたいだった

彼が笑うまで俺は全力で助ける

だって

1度でいいから

本気で笑った彼が見たいから...

それまで俺は君を救う

例え俺が殺されても

彼が笑える未来が来るのなら 俺は死んでもいい...

だって俺は君が世界一

愛しいから

NEXT>>>>1000♡

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コメント

7

ユーザー

涙腺崩壊待ったナシ

ユーザー

蘇枋ーーーー!!頑張ったねえええ涙腺崩壊

ユーザー
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