次の日
蘇枋隼飛
おはよう瀬戸さん
蘇枋くんの席の位置はそんなに遠くなくて 私の斜め後ろの席だった
瀬戸あかひ
(後ろなんて振り向けないから気づかなかったな…)
橘ことは
えなになに、蘇枋あんたもう女の子捕まえてんの?
蘇枋隼飛
嫌だなあそんな言い方しないでくれよ笑
橘ことは
いやいや
蘇枋さんが話し出したのは蘇枋さんの前の席であり、私の隣の席の子だ 茶髪でボブはどこか大人の雰囲気を感じさせる
橘ことは
紹介遅れてごめんね、私は橘ことは
橘ことは
名前は?
瀬戸あかひ
瀬戸あかひだよ!よろしくねことはちゃん!
橘ことは
よろしくねあかひ
わ…初対面から呼び捨て…なんとも距離の縮めるのが早い陽キャ…
橘ことは
そういえばあかひは部活何入るか決まったの?
瀬戸あかひ
えっまだかなあ…。
瀬戸あかひ
ことはちゃんは?
橘ことは
私はもちろん料理部!
蘇枋隼飛
ことはさんはこの辺の、とある店で働いてるんだよニコッ
瀬戸あかひ
えっそうなの!?
橘ことは
今度空いてる時に食べに来てね、特別なの作ってあげるから
瀬戸あかひ
うん!行く行く!
橘ことは
蘇枋は?部活何入るが決まった?
蘇枋隼飛
俺は弓道かな
蘇枋隼飛
ちょっと興味あるんだよね〜
橘ことは
あーぽいわ
蘇枋隼飛
どういうこと?笑
そして高校の授業が始まる 思ってたよりもついていけるようで安心した
先生
おーい桜
先生
授業初日だぞー疲れたのはわかるが、寝るなー
桜遥
……
周りが一気にその人に注目する
桜遥
…
窓から風が吹く 風がその人の髪の毛をなびく きれいな人だと思った
瀬戸あかひ
(これが…一目惚れ…?)