俺の話を聞いてくれた
紫陽は凄く変わった子供だった
俺と同じ年齢にも関わらず
外で遊ぶことはないそうだ
公園で遊ぶことも
海に行くとこも
山に登ることも
他の人と一緒に遊ぶことも
ないそうだ
俺はそんな彼女に色んな所を
連れてってあげることになった
我が儘な彼奴に振り回され
とても疲れたが
何だがとても楽しかった
でも何で外駄目なんだ?
紫陽
と彼女は言ったが
九井 一
九井 一
紫陽
紫陽
紫陽
九井 一
紫陽
九井 一
白々しい態度をとったら
紫陽はとても不機嫌になり
紫陽
喋らせようとしてる?
九井 一
じゃないか?
紫陽
紫陽
九井 一
紫陽
紫陽
買いなさい!!
九井 一
紫陽
九井 一
九井 一
紫陽
紫陽
九井 一
九井 一
なんだ
紫陽
九井 一
紫陽
モニュ
九井 一
紫陽
九井 一
九井 一
紫陽
九井 一
九井 一
紫陽
紫陽
紫陽
九井 一
紫陽
九井 一
紫陽はとても白い肌をしている
夏の暑さに溶けそうなほど
だが今日は一段と白い
というか青白い
これじゃまるで死人のようだ!!
紫陽
九井 一
九井 一
九井 一
紫陽
紫陽
一瞬の出来事だった
紫陽は力なく倒れた
咄嗟に掴んだが
その姿は
とても痛々しかった
九井 一
九井 一
九井 一
九井 一
九井 一
何とか無事に病院に 搬送されたが
容態は良くないらしい
?¿
九井 一
九井 一
?¿
九井 一
九井 一
?¿
紫陽の母
九井 一
紫陽の母
声を掛けたのです
九井 一
紫陽の母
九井 一
紫陽の母
弱かったんです
九井 一
九井 一
紫陽の母
紫陽の母
良くなりませんでした
紫陽の母
九井 一
紫陽の母
九井 一
病院の先生
紫陽の母
病院の先生
紫陽の母
九井 一
病院の先生
紫陽の母
九井 一
九井 一
紫陽の母
九井 一
紫陽
九井 一
紫陽
九井 一
九井 一
紫陽
紫陽
九井 一
紫陽
紫陽
九井 一
紫陽
ひと夏の思い出にして
紫陽
九井 一
紫陽
紫陽
紫陽
私なんて簡単に忘れるのよ
九井 一
九井 一
九井 一
九井 一
紫陽
九井 一
紫陽
紫陽
九井 一
九井 一
紫陽
紫陽
ピー
九井 一
九井 一
九井 一
場所沢山あるんだ
九井 一
九井 一
葬式は速やかに執り行われた
俺は涙を流すことは出来なかった
いや枯らしてしまったんだ
お前が死んだあの時に
なぁ紫陽
俺も御前と出会えて
とても幸せだった
紫陽の言葉は
夏の暑さと共に溶けて
俺の中には染み込んだ
永遠に忘れることなんて
しねぇよ
ひと夏の思い出何かにするものか