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僕は生まれた頃からお菓子に囲まれていた。 キラキラとしたショーウィンドウに ショートケーキやプリン、 チョコレートケーキにタルト ティラミスに和菓子まで...。

いろんなものが詰め込まれてる。

そんな場所が当たり前だった。

流星

僕...大きくなったら...
お菓子屋さんになる!
そして、
お父さんとお母さんの
お店で働くから!

そう昔は夢を持っていた。

そう、それは昔の話。

新入生代表

大西流星

流星

はいっ。

僕は今日から製菓学校2年生。

入学式に出ているのは... この学校に編入をしたから。

元々は教育大学の2年生になる予定だった僕。 家はそこそこ繁盛しているパティスリー。 お父さんとお母さんがお店をやっていて いつもキラキラとしたショーケースが自慢のお店。 僕もそのお店が大好きだった。

けれど... 僕が大学1年生の春。 両親が不慮の事故で亡くなった。 2人とも同時に。

最初は信じられなくて 今でも家に帰ったら たくさんのお菓子を出して 出迎えてくれそうな気がしてならない。

お店を継ぐ人も見つからず...諦めようかと思ったが、 僕の大好きなお店は無くしたくない。 そこで、僕は大学を辞めて 難波製菓学校への編入を決めた。

僕はそこそこ勉強はできるが お菓子作りは全くと言っていいほどやったことはない。

そのため筆記で点を取り、なんとか編入することができた。

そしてもう1つ。僕を悩ませるもの。

女子学生

えっ、あの人、超可愛い。

女子学生

本当だっ。どこかのモデル
やってたとか?

性別は男子なのに、顔は女子並みに整っていること。 女の子に間違われるのは、しょっちゅう。 もう慣れたから、気にしていない。

流星

...以上、新入生代表、
大西流星。

挨拶も無事に終え、ここから僕の新しい人生が 始まろうとしていた。

ここの学校は全寮制となっていて、長期休み以外は 寮で過ごすこととなっている。 入学式を終え、寮に行くと...

僕は編入のため、あぶれたのか1人部屋となっていた。

ガチャ...

流星

うわっ...めっちゃ広い...。

多分5人は軽く住めそうな感じ。 元々4人部屋を1人で使うから、そんなものか。

元々友達とつるむタイプでもなかったから... 逆に1人の方がありがたい感じもある。

届いていた荷物を広げて、明日からの授業のために 準備を進めていった。

流星

僕...思いつきで、
ここまで来ちゃったけど
大丈夫かな...。

流星

いやっ、きっと大丈夫...。
僕、1人で頑張るから!

棚の上にはお父さんとお母さんの写真を置いて...。

1人で頑張れるから。

Candyを散りばめて

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