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その後……色々あり、「ヘーラーの蛇」は「叡智の指輪」ということが判明し…抜けないことも判明し…余計に学園側は女性を逃がすつもりはないよう…

で、他の呪いが効かないのは恐らく叡智の指輪が原因だろう……と、言うことがわかったのでね、女性を監査官に任命…で、この学園に入れるとか言って入学式の今日に2年でぶち込まれることになった……

冬華(とうか)

あなたも可哀想ね

特待生)ま、まぁ…笑

冬華(とうか)

なんかあったら私か仲のいい人にお話聞いてみたら?とりあえずこれ私の連絡先ね

電話番号が書かれた紙を渡す

特待生)あ、ありがとうございます……

冬華(とうか)

というか…監査官か……グールたちと仲を深めろ…ねぇ……

特待生)??

冬華(とうか)

いや、グール=凶暴かつめんどくさい、っていうのはあんまり少ないんだけど……まぁ、人だし

冬華(とうか)

星喰大我(ほしばみたいが)は…厄介極まりないから

冬華(とうか)

つっても分からんか…貴女を一番最初に助けて捨てようとした人

特待生)へ!?

冬華(とうか)

あの人はシノストラの寮長、因みに副寮長はあなたに銃口を突き付けた「ロミオ・ルッチ」

冬華(とうか)

まぁ…変な事しなきゃ大丈夫だと思うから

特待生)へ…、変な事……って?

冬華(とうか)

簡単に言えば機嫌を損ねるようなこと?

冬華(とうか)

つってもさっき言った通り人だから!ちゃーんと優しい人もいるから!笑

特待生)よ、良かった……

そんな風に話していると…入学式の会場が暗くなった

冬華(とうか)

お、こっち行こ

特待生)あ、は、はい

彼女の手を優しく引き舞台袖に隠れる

その後…入学式が始まった

翔くん、玲音くん、律くんに…私、で……特待生チャンに…あの時居た褐色の人……ルーカス先輩…どうやらイギリス校からの転入らしい

冬華(とうか)

(手馴れていると思ったが…そらそうだわな)

そんな事を考えていると理事長が「件(くだん)」の…予言のことを話し始めた

比較的簡単にまとめれば…「グールは救世者に、グールを導く者が現れ世界を救う」

っていうね

冬華(とうか)

(…件の予言の話はこの界隈に入って少し経った頃に聞いたけど…ここでもその話か…)

額に手を当て「はぁ〜…」とため息を着く

冬華(とうか)

(にしても…異例ばかりだ……)

ふと…そう思う

翔平(しょうへい)

冬華〜

冬華(とうか)

うっさい…‪💢

玲音(れお)

なぁなぁ無所属ならオレらの所なんてど〜?

冬華(とうか)

クッソ黙れよ……‪💢

玲音と翔くんの頬を掴んでギリギリとキツくする

件の予言が終わると…理事長は熱く語り始めた

冬華(とうか)

……バカだなぁ…(外の世界じゃなんて言われてるか知らない癖に)

学園に入学する前はよく…件の話は「嘘」だと噂され私もその予言を深く信じることは無かった

グールは悪魔契約によって代償を帳消しし、人が悪魔の立ち位置……まぁ、要するに人とペットが入れ替わった、と想像してもらえば分かるかと

特待生)??

理事長の話が終わったあと…入学式は終わった

入学式が終わると…私達は各々、教室に戻った

教室に行ったあとは教材諸々を受け取り…私は1度、理事長室に来ていた

コーネリアス理事長)君が寮分けに属さない……というお話をするんだけど…

冬華(とうか)

そっすね

コーネリアス理事長)…どうしようか?

冬華(とうか)

それを私に言われてもなぁ…分かりませんよ

コーネリアス理事長)こういった話は初めてですよ〜!

冬華(とうか)

今日は誤算まみれですね笑

コーネリアス理事長)う〜…と、取り敢えずあなたには特待生と一緒に生活でもして貰いましょう!

コーネリアス理事長)お部屋はもちろん!彼女の傍に居れば現れた怪異の捕獲もおそらく……

冬華(とうか)

まぁどんな理由でも別にいいですけど……

コーネリアス理事長)そう言えば…あなた…

冬華(とうか)

……そんなに気になります?笑

彼の言いたいことはわかった…「何人の悪魔と契約しているのか」

冬華(とうか)

皆さんとっても大人しいですよ?それはもう…犬のように……ねぇ?

コーネリアス)…貴方は危険極まりない存在です、冬華さん

理事長はニコラ先生から書類を受け取りその書類を私に見せてきた

冬華(とうか)

…ふーん?

「スティグマ一覧」と書かれた書類

コーネリアス)貴方は特例かつ異例…異色の人種と言っても過言じゃない

彼は今…「理事長」ではなく「コーネリアス」1人として接してきた

冬華(とうか)

さぁ?可愛過ぎて悪魔さん達がメロメロになっちゃって主導権握られたいってやってるんじゃないですかね?

コーネリアス)あなたはそのせいで色んなスティグマを入手、活用しているじゃないですか

冬華(とうか)

えぇ、そうですね

ニコラ)理事長は他にも隠し持っていないのか警戒しているんだ

冬華(とうか)

あぁ、そういうことです?いいですよ〜教えます教えます

ニコッと笑う

冬華(とうか)

うーん…とは言っても覚えてるのって普段使いしてる奴なんで「これ言ってないぞ」とか言って難癖つけないでくださいよ?

コーネリアス)…わかりました

冬華(とうか)

…にしてもこの一覧凄いですね、私が使ってない奴まで詳しく書かれてる……

冬華(とうか)

ま、良いですけど

新しく紙とペンを受け取り普段使いしているスティグマを書き並べる

冬華(とうか)

えーっと?あ〜、待って名前忘れた…概要でいっすか?

コーネリアス)えぇ、構わないですよ

冬華(とうか)

んじゃ早速……

「収納」「操作」「拘束」「回避」 「模倣」

つらつらと書き進めていく

冬華(とうか)

えーっと……後なんだっけ…

「不老不死」「強化」「生成」

冬華(とうか)

これくらいかな……後なんだっけ…

コーネリアス)…見た事ないものが…多い……ですね

冬華(とうか)

いやぁ…太古の悪魔とかも従えたりしてるんで〜、いやぁ〜もう可愛いって罪ですねぇ〜笑

ニコラ)それはいいんだ、冬華さん

冬華(とうか)

……なんすか?

ヘラヘラと笑うのを辞め真剣な顔をして目を細める

ニコラ)君は一体…何者なんだ?

冬華(とうか)

さぁ?

立ち上がりニコラ先生に近付く

冬華(とうか)

私の事が気になるのなら拘束でもしちゃいます?あの子……特待生チャンが嫌がった「監禁」とか?笑

ニコラ)ッ…(ただの生徒じゃないな…この子は……)

冬華(とうか)

えへっ!じょーだんですよ!

ニコラ先生から離れクルッと一回転する

冬華(とうか)

安心して下さいよ!別にここを潰そうだとかそう言うのは考えてませんから!

冬華(とうか)

これ、結構マジですよ?それに私が虐殺するような人に見えます?

ニコラ)確かに今のところは見えない…が、保証は?

冬華(とうか)

え〜…じゃあ…私と、ここの長さん……理事長と契約を結びましょう

己と理事長を交互に指さす

コーネリアス)契約…?

冬華(とうか)

えぇ、「切っても切れない契約」です

冬華(とうか)

しかも「0:10」…つまり、私が圧倒的不利の契約内容

パチンッ

指を鳴らすと理事長の前に1枚の紙が現れた

冬華(とうか)

そっちが有利の「金」よ、契約内容は…そうね、こうしましょうかしら

パチンッ

また指を鳴らすとただの金の紙に文字が浮かんだ

「契約内容」 私 雫樹 冬華は汝に忠誠を誓い、己が汝を危機に迫らせる場合が有れば自死 己、汝の許可の場合のみ スティグマの使用 可

冬華(とうか)

こんな所かしら…

コーネリアス)契約内容に変更は出来ます?

冬華(とうか)

えぇ、もちろん

コーネリアス)では…「スティグマは常時使用可能、此処を危険に晒す真似を一瞬でも考えた場合はスティグマの使用不可」と

冬華(とうか)

ほう?まぁそれでもいっか

パチンッ

冬華(とうか)

こう?

コーネリアス)……はい!ありがとうございます♪

満足したのか理事長はサインをした

サインした後…契約書は無事受理され燃え消えた

冬華(とうか)

要件は以上で?

コーネリアス)まぁ、保険が欲しかったですね

冬華(とうか)

なら良かった〜それじゃ、私帰りますね〜

コーネリアス)えぇ、お気をつけて

新人グールは忙しい(東ディバ)

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