テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

新人グールは忙しい(東ディバ)

一覧ページ

「新人グールは忙しい(東ディバ)」のメインビジュアル

新人グールは忙しい(東ディバ)

3 - 第3話あんた意外と生命力高いのね…

♥

49

2025年02月12日

シェアするシェアする
報告する

冬華(とうか)

はぁ〜……遠すぎだろ…

部屋に着きソファに倒れ込む

特待生)お、お疲れ様…です

特待生チャンは備え付けられていた紅茶を持って来てくれた

冬華(とうか)

はァ〜…疲れちゃった

起き上がり出された紅茶を飲む

特待生)入学式が終わってどこに行ってたんです?

冬華(とうか)

呼び出されちゃってたの笑貴方は何も気にしなくていいよ

ヘラっと笑い「気にしなくていい」と伝える

特待生)あの…私のせい……ですか?

冬華(とうか)

ぜんっぜん!私個人の問題だから大丈夫!

特待生)そ、そう…ですか?

冬華(とうか)

うん!それより色々覚えなきゃいけないよね?

特待生)う"ッ…と、隣で聞いてたから分かりますよね……

冬華(とうか)

怪異の呪いを解くために怪異を知れ…

冬華(とうか)

基礎的なものしか教えれないと思うけど……もっと詳しいことが知りたかったら同級生とか伯玖先輩に聞いて見てよ、色々教えてくれるから!

特待生)わ、わかりました!

特待生チャンは意気揚々と返事をした時…私のスマホに通知が鳴った

スマホの画面を見ると…そこには伯玖先輩の名前があった

冬華(とうか)

(なんだろ…次の任務の話かな……)

冬華(とうか)

ちょっと出て来るね、何かあったら教えてね?

そう言い残し寮の外に出る

冬華(とうか)

はいもしもし〜

伯玖(はく)

お、冬華ちゃんやっと出たな?

冬華(とうか)

すんません笑

冬華(とうか)

何かありました?

伯玖(はく)

ちっと次の任務の話でな

冬華(とうか)

任務なら電話じゃなくても良いじゃないですか

伯玖(はく)

俺の声が聞きたいかなぁと

冬華(とうか)

イヤ別に良いっすけど…

伯玖(はく)

酷くない?

冬華(とうか)

それより本題は?

伯玖(はく)

そうそう、次の任務の日程なんだが……

冬華(とうか)

はい、はい…

任務の概要を詳しく聞き出す

伯玖(はく)

〜〜で、悪いが任務中はいつも通りこっちに泊まって欲しいんだが…

冬華(とうか)

特待生チャンの事どうします?

伯玖(はく)

理事長は「学園内に怪異が現れたら危険だから」つってお前さんを置いてるんだろ?

伯玖(はく)

なら2、3日辺りは大丈夫だろ?

冬華(とうか)

ん〜…わかりました、2、3日辺りお邪魔しますね

伯玖(はく)

此処怪異まみれなのにな笑

冬華(とうか)

それはそう笑

冬華(とうか)

心配性というかなんというか……

伯玖(はく)

ホント困ったもんだよなぁ笑

冬華(とうか)

って、すっかり雑談じゃないですか笑

伯玖(はく)

おわッ、マジじゃん笑

伯玖(はく)

お前さんと話してると何でもかんでも掘り出されるような気がするんだよな笑

冬華(とうか)

え〜、何それー笑

その後、少し話し込んでから通話を切り寮に戻った

銀河鉄道内部

数日後…私と特待生チャンは任務期間が被り一緒に居る時間はどっちみち減ってしまった

冬華(とうか)

はぁ〜…大丈夫かなぁ特待生チャン

伯玖(はく)

まーた言ってるぞ笑

昴流(すばる)

飽きないですね…笑

冬華(とうか)

私が悪いみたいな言い方しないで貰えます?

冬華(とうか)

特待生チャンの任務内容は低級だって言ってたけど…

伯玖(はく)

まぁまぁ、いいじゃないの、経験は大事何でしょ?

冬華(とうか)

うぐッ…

昴流(すばる)

特待生さんの様子はどうです?

冬華(とうか)

ん〜…って感じですかね、まぁ…逃げたいのはまだ消えてない様ですけど

そんな事を話していると目的地に着いた

伯玖(はく)

お、着いたか

冬華(とうか)

行きますかぁ……

扉を開けた先は人気が全くない…とある美術館だった

冬華(とうか)

…人が居ない…

伯玖(はく)

任務内容が「人気の無い美術館に現れる怪異の捕獲」だからな

昴流(すばる)

すぐに終わらせたいですけど……姿を現しますかね…

冬華(とうか)

ちょっと調べますね〜

冬華(とうか)

「サーチ」

探査型のスティグマを発動させるが怪異の気配を全く感じられない

冬華(とうか)

??居ない…?

昴流(すばる)

ほ、本当ですか?

冬華(とうか)

えぇ、少し探索しましょう

伯玖(はく)

別れるか?

冬華(とうか)

の方が時間早いんでそうしましょうか

昴流(すばる)

その…冬華さん一人で大丈夫ですか?

冬華(とうか)

ん〜…まぁ何かあったら連絡しますし気にしないで下さい

昴流(すばる)

わ、分かりました…

こうして私達は3手に別れた

冬華(とうか)

(結構広い…ここってそこまで広いものだっけ…)

しばらく歩いているが……絵や絨毯が変わるだけで何の変哲もない…

冬華(とうか)

(気が狂いそう…)

イヤホンを取り出し装着し曲を流す

冬華(とうか)

(取り敢えず何でもいいからしっぽを掴まないと…)

暫く歩いていると…私はとある違和感に気づいた

冬華(とうか)

(何も無さすぎる……)

絵しかない…美術館なら「壺」とか「昔のもの」とかある筈だ…

だが…ここは絵しかない

あっちこっち回っているが……やはり絵しかない

冬華(とうか)

…(怪しい……)

1枚の絵画を取り外す

冬華(とうか)

絵画をクルクルと見回して居ると…ある違和感に気付いた

冬華(とうか)

!!(これは…眼球?しかも動いてる……)

絵画の裏に小さな眼球があった

動いており瞬きもしている

冬華(とうか)

マジかぁ…笑

絵画を投げ捨て廊下の真ん中に向かう

冬華(とうか)

アタシはもう…アンタの腹の中ってか笑

指を鳴らしレイピアを出す

冬華(とうか)

(取り敢えず炙り出さないとね)

レイピアを握ったまま廊下をツカツカと歩き進める

冬華(とうか)

(ここ全てが…って訳じゃなさそう…かな)

少し歩いていると突然……床がぐにゃりと柔らかくなり私を飲み込むように動き始めた

冬華(とうか)

ひにゃぁ!?

冬華(とうか)

え、なにこれ!きっも!え!きっも!

廊下は段々と螺旋状にぐるぐると渦巻き始め壁も迫って来た

冬華(とうか)

人の事食うの早すぎでしょッ…

レイピアをぬかるんだ床に突き刺し持ち手にクルッと乗る

冬華(とうか)

おっと…こ、ここに乗るのはあんまりおすすめ出来ないな……

地面はさらにぬかるみ初め完全に飲み込む気満々だ

冬華(とうか)

しっかたないなぁ…そんなに欲しいならあげてやるわよ…‪💢

指を鳴らし次に出したのはショットガン

冬華(とうか)

あ"〜……クッソ…‪💢(めっちゃ動くなぁ…)

ぬかるんでいる地面に1度弾丸を放つ

地面は痛みに悶えるかのように余計にうねうねと動く

冬華(とうか)

おっとと…(波に乗ってる気分…気持ち悪…)

更に2弾、3弾と弾をぶち込む

冬華(とうか)

見た目柔らかいけど……硬いな…

弾は恐らく効いている…と、思うが…やわらかさの原因で弾丸の勢いは殺された

冬華(とうか)

(弾…は、飲み込んでるのか?これ……)

撃ち込んだ球は飲み込まれ…その姿を消していく

冬華(とうか)

ん〜…あ!

冬華(とうか)

「エンチャント」

弾丸にエンチャント…付与を施し弾丸が無くなるまで打ち込む

弾は続々と飲み込まれ…私が望んだ状況が出来上がり始めた

冬華(とうか)

(そろそろいいか…?)

自分の周りを固め…指を鳴らす

パチンッ

指を鳴らすと怪異の体が内側から爆ぜ始めた

冬華(とうか)

うわわッ!

体を縮めその爆風や爆発に耐えていると…気付けば騒音は収まった

冬華(とうか)

(ど、どう?)

目を開けると…廊下は元通りの綺麗で…その廊下にはぐしゃぐしゃの怪異が居た

冬華(とうか)

おー!生きてる!

※結構殺す勢いで撃ち込んでた

冬華(とうか)

ラッキー♪

怪異を瓶の中に敷き詰め2人が心配になり走ってふたりが向かった方に向かう

新人グールは忙しい(東ディバ)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

49

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚