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朝、 鳥のさえずりが俺を起こしてくれる

さて

ボスを呼びますか

昨日の夜に聞いた話

あれが本当なら…

ここはただの森ではない

俺が木に転生したのも、何か理由があるのだろうか

神様、か

いるんだったら、転生する時に会ってくれてもいいじゃないか…

つい、愚痴をこぼした

よし!

森に響かせるような感じで、思念を飛ばす

おーーーーーい!!!ボスーーーー!!!

数十秒ほど経ち

どうした?

あ、ボス!

ボスが返事をくれた

おう、お前もここの生活が分かってきたか?

はい、ある程度は

そうか、それは良かった

それでなんですけど…

ああ、何だ?

昨日の夜、二人の人間がここを訪れたんですよ

それで───

俺は昨夜の出来事を話した

───というわけなんですけど

ふむ、なるほどな

ボスは数秒ほど間隔を空け

お前はその話を忘れろ

お前には関係のないことだ

今までの雰囲気は消え、威厳のある声でボスは言った

な、なんでですか!?

俺はその反応に戸惑う

今の言い方からして、ボスは確実に知っているだろう

なのに教えない、それどころか知るなというのは──

やっぱりここには、何かあるんですね

それも、とんでもないもの

・・・・・・

ボスは何も答えない

でも、今の状況での無言は肯定しているようなものだ

お願いです!教えてください!

俺はどうしても知りたいんです!

精一杯、今の思いを伝える

…どうしてだ?どうして、お前は知ろうとする?

ボスはわけがわからないといった様子だ

俺は、ボスと同じで人間から転生しました

その時は、人から木に転生なんて、ついてないと思いました

でも、今は違う

俺が木に転生した理由があると

その理由がこの話に関係があるって何となく分かるんです

植物の勘ってやつですかね

俺は自分の想いを正直に伝える

……俺は、お前の想いに応えることはできない

っ!

返ってきたのは、否定の言葉

だから、これは独り言だ

馬鹿な新入りを見て、過去を思い出した俺の独り言だ

そう言いボスは、独り言を始めた

俺は、第三歩を踏み出し始めた

人から木へと転生した俺の生育過程

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