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2度目の恋 1話 (妄想小説)

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2度目の恋 1話 (妄想小説)

1 - 2度目の恋 1話 (妄想小説)

♥

188

2018年10月18日

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ナツキ

別れよう。

具九(グク)

……え?

ナツキ

だから、別れよう。

具九(グク)

急にどうしたの?

具九(グク)

俺なんかした?

ナツキ

ううん。

ナツキ

そう言う事じゃないんだ。

ナツキ

グク達もB◯Sとして、ちょっとずつ有名になり始めてる。

ナツキ

もう私の役目は終わったんじゃないかなって。

具九(グク)

そんな事ないよ!

具九(グク)

今まで支えてくれたのもナツキだし、

具九(グク)

これからもずっと変わらないよ。

ナツキ

それは違うよ、グク…。

具九(グク)

え。

ナツキ

私が卒業したいの。グクから。

ナツキ

実はね、日本に帰る事になったの。

ナツキ

今度は長いらしくて、3年は帰ってこれない。

ナツキ

多分、グク達の1番大切な時に私はそばにいられない。

ナツキ

そんなの辛すぎるよ。

具九(グク)

だから、俺達から離れるの?

ナツキ

ナツキ

さよなら、グク。

ナツキ

今までありがとう。頑張ってね。

〜3年後〜

紹介が遅れてすいません。

私ナツキと言います。

今のやりとりを見れば判る通り、

私は、今世界的人気なあの『B◯S』の世話係をしていました。

まぁ、3年前辞めたんですけど。

彼らとは、『B◯S』結成時からの付き合いで、

よくみんなで飲みにも行きました。

そして、メンバーのグクとはお付き合いしていました。

その関係は、『B◯S』結成の1年後から始まりました。

きっかけは、グクから、

「仲良くなる内に、好きになりました。付き合ってください!」っと、

メンバーの前で堂々と告白されたので、付き合う事になりました。

私にとってグクは、可愛い弟みたいで。優しいお兄ちゃんみたいで。

我儘な所もあるけど、いろんな可能性を持っている。そんな子でした。

今でもそれは変わりません。

私がグクと、それからみんなから離れると決めた理由。

それは…、彼らの邪魔になりたくなかったから。

私は3年前からずっと思っていました。

この子達は世界的に有名になるって。

それなのに、私の様な部外者がいては、後々大変になってしまう。

何としても…それだけは避けたかった。

だから私は、彼らと離れる決意をしました。

そうして離れて早3年。

想像より遥かに彼らは有名になりました。

今ではこの日本でも放送されるビックスター。

…前まで日本語喋れなっかったくせに。

私は日本で仕事をしていて、韓国に度々出張として来ていました。

でも今回の仕事は、3年経った今でも続いていて、

本当に多忙な日々でした。

そしてようやくその仕事が終わり、家に帰ったある日。

ナツキ

……あ、テレビやってる。

久々に彼らを観ました。

正直、最初は気づきませんでした。

以前の『B◯S』とはとても違っていて。

あ、勿論いい意味でですよ。

そして翌日。

私に一本の電話が入りました。

ナツキ

もしもし?

社長

あ、ナツキくん!

社長

私だ。

ナツキ

しゃ、社長!

社長

悪いね。こんな朝早くから。

ナツキ

い、いえ。

ナツキ

それで…ご用件は?

社長

君にはまた、韓国の本社で働いてもらいたい。

ナツキ

しかし!!

社長

あ〜こっちの事は心配要らない。

社長

3年に及ぶ大プロジェクトも終わり

社長

こっちも落ち着いた。

社長

それに、韓国の本社が君を戻してくれとうるさいんだ。

ナツキ

…そういう事でしたら、お引き受け致します。

社長

じゃあ、明後日から行ってもらっていいかな?

ナツキ

…はい。

社長

それじゃあよろしく。

ナツキ

…失礼致します。

ピッ。プープープープー

…嘘でしょ。

また韓国に戻れる。

私のこの喜びは、一体何に対してなのか。

自分でもよく分かりませんでした。

出張日

ナツキ

意外と早く着いたなー。

ナツキ

ん?なんか妙に出待ちが多い。

空港の約8割が人で染まっていた。

ナツキ

!!すいません。

空港の人

はい。何でしょうか?

ナツキ

今日って誰か芸能人が来るんですか?

空港の人

私も詳しいことはわからないのですが、

空港の人

とても有名な方々がいらっしゃるとか。

ナツキ

へぇ…。

ナツキ

…分かりました。ありがとうございます。

空港の人

いえ。

そっかぁ。でも誰が来るんだろう?

…ん?やばっ!待ち合わせ時間に遅れる!!

でも、私はまだ知りませんでした。

私の止まった恋の針がこの時、少しずつ、動き始めているなんて。

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