幼馴染
寂しかった
レン
…
たった一人のお母さんは1万円残していなくなっちゃったんだ
レン
…まだかな
もう帰ってこないってわかってた
でもずっとまってたんだよ
夜は特に冷えてどうしようもなかった
でも
たのしみなの
ラン
レンちゃ〜ん♡
レン
ラン!!
何個か上の男の子
いつも私と遊んでくれるんだ
リンドウ
ちょ兄ちゃんに抱きつくなよ
レン
…
ラン
リンちゃん嫉妬〜??笑かわいいなあ
リンドウ
嫉妬じゃねえし!!
リンドウ
…くそ
いっつも私がランに抱きついて リンドウは引き剥がしてくる
ラン
今日も冷てえな相変わらず
リンドウ
そのうち凍死すんじゃね?
レン
んーー
ラン
これ着ろ
レン
うんありがと!
ちょっとおっきめのぶかってしてる上着をくれた
リンドウ
笑笑チビ
レン
私とあんま変わんない癖に
バイクの音がなる
もう慣れた
いつもランが走らせてランとリンドウの間に私がいるの
ラン
レンちゃん〜
レン
んー??
ラン
今日は 六本木行こっか
レン
六本木?
ラン
そー
速度が急に早くなって
咄嗟にランに捕まった
レン
ランゆっくり…!!
リンドウ
レン離すなよーーーおちる
レン
リンドウちょっと離れて!
リンドウ
離れられる訳ねえだろ前詰めろ!!
ラン
〜 ♪
こうなるとランはとまらない
目的地に着くまでずっとこの調子だろう