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あれから数分も戦っている

正直、体力に限界は近づいていた

Mr.イット

油断している場合ですか

零竜 雫

ッッ…!!

そしてまた僕は魔法で攻撃をされる

まだMr.イットにはかすり傷しかつけられていない

それが恥で仕方ない

僕もすまないスクールの皆みたいに…

零竜 雫

(強くなれたらなぁ……)

Mr.イット

貴方の力はこれほどですか

Mr.イット

圧倒的な差ですね

Mr.イット

これは私の元で鍛え直した方がいいんではないでしょうか

Mr.イット

今だったらまだ間に合いますよ

零竜 雫

『お前の元で…修行なんてするわけがないッッ!!!』

Mr.イット

……そうですか

零竜 雫

ッッ……

ドコンッ!!!!

僕は遠くに吹っ飛ばされた

壁にぶつかり、背中が痛む

それでも、両親を亡くしたあの事故の時に比べれば…大したことない

零竜 雫

『今なら…片腕くらいなら…くれてやるよ』

零竜 雫

『だから……』

零竜 雫

『さっさと殺ってみろ』

自分でも驚くぐらい怒りが湧いた文字が書けた

自分でも、思う

『この文字の書き方は怒っている』と

Mr.イット

先ほどとは威勢や殺気が違いますねえ~

Mr.イット

まるで別人のように

Mr.イット

やはり…弟を連れ去られた事に怒ってます?

零竜 雫

『当たり前だ……』

Mr.イット

私の元で修行すれば必ず今より強くなれますよ

Mr.イット

断言します

零竜 雫

『それでも……』

零竜 雫

『話に乗りはしない…!』

Mr.イット

……それでいいんですね

Mr.イット

では……

Mr.イット

仲間が死ぬとしたら?

零竜 雫

ッッ………?

僕が見た頃には遅かったのかもしれない

Mr.イットは瞬間移動し、銀さんの背後にいた

そして、魔法で銀さんを………

零竜 雫

銀さんッッ!!!!!

今出たのは僕の声だ

僕の本当の声だ

呪いを懸けられているのにも関わらず発してしまった

我を忘れて仲間を助けようとした

Mr.銀さん

…!!?

僕が声を上げたからか、銀さんはMr.イットの魔法を素早く避けていた

Mr.イット

あらあら~

Mr.イット

貴方の真の声が…出てしまいましたねえ~

Mr.イット

それは仕方ない仕方ない

Mr.イット

貴方は自分より仲間を優先した

Mr.イット

……私は残念です

そうだ。僕は仲間を救ったんだ

なのに銀さんは絶望した顔をしていた

自分より仲間を優先して助けた

仲間を助けられて…良かっ……

その瞬間、俺の目の前で雫は倒れた

俺は普段出ないほどの大声を上げた

Mr.銀さん

雫ッッー!!!!!

Mr.赤ちゃん

!!?

すまない先生

何だ!!?

Mr.ブルー

おい……

Mr.レッド

……雫?

Mr.マネー

なっ……雫……?

Mr.ブラック

………!?

Mr.バナナ

ッッ!!?

Mr.銀さん

雫ッッッ!!なあ!

Mr.銀さん

起きてッッ!!雫!!!

俺はすぐさま懸け寄った

でも雫はもう完全に意識がなかった

Mr.イット

ふふっ

Mr.イット

"無様"

俺が雫に駆け寄ると、皆も戦闘型ロボットを倒して駆け寄ってきた

Mr.銀さん

どうしようッッ……雫が…!!

Mr.赤ちゃん

銀さんッッ!!!

Mr.ブルー

大丈夫かよっ!!?

Mr.レッド

…チッ……

すまない先生

何で………

Mr.イット

その子は恐らく、この後感情を失うでしょう

Mr.イット

完全にね

Mr.マネー

ッッッ……

Mr.イット

無様なんですよ

Mr.イット

普通の人間っていうのは

Mr.イット

自分より仲間を優先するなんて

Mr.イット

ははははははッッ

Mr.銀さん

………

その場は静まり返っていた

Mr.イットの笑い声が響いていた

次回に続く

たった、一つのことだけれど

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