TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

kit

ん......、ッ!!

目が覚めて一番に感じたのは痛みだった。

kit

ゲホッゲホッゲホッ、

kit

ゔッ、ゲホッゲホッ、

kit

ゴホッゴホッ、

kmm

おい、大丈夫か?って、大丈夫ではないよな。

kit

っ.......、?

意味がわからない。

あいつらは?

なんでここにkmmがいる?

聞きたいことがたくさんあったが、まずむせて会話どころではなかった。

声を出せない俺の背中を、kmmは落ち着くまでずっとさすってくれた。

kmm

だいぶ落ち着いた?

kit

うん....ありがと......

kit

で、なんでここにkmmがいるの?

kit

あいつらはどこ行ったの?

kit

ていうか、なんで俺がここにいるってわかったの?

kmm

はいはい、じゃあ時系列に沿って全部説明していくね。

モブ5

なーに逃げようとしてんだよ。

kit

kitが絡まれてるのを俺は遠目に眺める。

モブ5

逃げんなっつってんだろ?

モブ4

ちょ、少しは優しくしてあげなよ。

モブ5

は?意味わかんねーんだけど。

モブ4

だって、今弱ったら面白くないじゃん?

モブ5

ははッ、そゆこと。

モブ5

やっぱお前とつるんでて正解。

モブ4

そりゃどうも。

モブ5

おら、行くぞ?

kit

.............

そして、kitがトイレに連れ込まれるのをスマホの画面越しに見ながら後をつける。

そして、向こうからは見えないように、スマホのカメラ部分だけを出してその画面を見る。

酷いものだ。

ある程度撮ったら止めよう。

そう思っていたが、つい昔のことを思い出してつい見入ってしまった。

だけど、便器に顔を入れさせたあたりで流石にと思い止めにはいった。

kmm

ねぇ、何してんの?

モブ5

モブ4

いつから見てた?

kmm

1から10まで見てたけど。

モブ5

だったら言えなくするしかねぇなぁ。

kmm

何も言えなくなるのはそっちじゃない?

モブ5

はッwイキってんのも今のう....ち.....

言葉を言い切る前に、俺はモブの首にナイフを突きつけた。

モブ4

!?

kmm

ほら、何か言ってごらん?

kmm

それがお前が発せる最後の言葉になるから。

kmm

あっ、それともこっちの方がお好み?

俺は後ろに隠していた鉄バットを2人に見せる。

kmm

こっちが好きならこっちで殴り殺してあげるけど。

モブ5

ひッ......

ナイフを突きつけられて身動きが取れずひどく怯えていた。

だけど俺は躊躇しない。

俺はナイフに力を入れた。

kmm

ほら、言ってみろって。

kmm

kitになんか言うことあるだろ?

kmm

今は気失ってるけど、起きたら俺が伝えておいてやるから。

kmm

はーやーくー。

kmm

じゃないと、ここが血の海になるけど。

kmm

ほら、ナイフ食い込んでっちゃうよ?

kmm

これ横に動かしたら切れちゃうね?

kmm

切れたらもう声出せないね?声帯傷つくもんね?

kmm

声出せるうちに謝っといた方がいいんじゃない?

楽しくなってきた。

俺はどんどん脅して発破をかける。

モブ5

いッ、いじめて、すみませんッでした、

kmm

で?そっちは?

モブ4

すッ、すみませんでした!!

kmm

はい、よくできました。

俺はクズからナイフを離す。

kmm

あ、そうそう。

kmm

訴えようとか思わない方がいいよ?

kmm

俺はお前らがいじめてたって証拠ももってる。さっき言った通り一部始終。

kmm

対してお前らは何もない。

kmm

余計なことはするなよ?

モブ5

は、はい。

kmm

じゃ、帰ってよし!

モブ4

おい!早く行くぞ!

モブ5

お、おう!!

kmm

あ、そーだ。

kmm

わかってると思うけど、次かいとに手出したらお前らの脳髄ぶちまけるからな。

モブ4

はいッ!

kmm

って感じで俺が追い払ったって感じ?

kit

む、昔を思い出すって?

kmm

あー......俺、中学の頃不良だったんだよね。

kit

えっ、でもそんなの聞いたことないぞ?

kmm

そりゃそうだよ。俺がこの高校行くって言ったらみんなびびっちゃって同中のやつ1人もいないもん。

kit

どんな不良だったんだよ、

kmm

まあ異名が付くぐらいには...

kit

異名が付くって相当じゃん......

kmm

あっ、てかそろそろ帰らないと。

kit

あっ、

しまった。

学校のが思ったより長引いたせいで呼び出された時間をかなり過ぎてる。

早く行かないと。

そして、体を動かした瞬間、全身に激痛が走る。

kit

ゔッ、

kmm

動けないだろ。ほら、乗って?

kit

え......あ、ありがとう...

俺はかもめにおぶられて教室まで鞄をとりに行った。

その後も結局運んでくれて、家の前まで送ってもらった。

kit

流石にここからは歩いて行くよ。

kmm

大丈夫か?

kit

うん。ありがと。

kmm

じゃあな〜

kit

またな。

kit

ただいま。

おかえりなさい。

ご飯できてるわよ。

kit

うん。

こいつは俺の傷について一切触れてこない。

いじめられていることは前に話したことがあるからだ。

だけどその時は、成績が悪いんだからいじめられて当然だと言われた。

その日から、こいつへの信用はゼロになった。

今日もいつものようにさっさと夕飯を詰め込み、トイレに向かった。

kit

ゲホッゲホッゴホッ

おかしい。

なんだかいつもと違う。

昼飯だってほとんど吐いたのに、こんなに何が出てきているんだ。

だけど、口からはずっと何かが出てきた。

そして、やっと止まって中を見てみると、

血が混ざっていた。

この雨が明けたら

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,210

コメント

2

ユーザー

えぇ〜続きが楽しみすぎる!

ユーザー

続きめっちゃ気になる!続き楽しみです!頑張っください!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚