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とある日私は最弱から最強に＿?¿

第12話 - 穢れきった大人、条件の前に

607

2023年11月02日

#ファンタジー

#一次創作

#コメディ

#ミステリー

#ホラー

#とある日私は最弱から最強に＿?¿

月神零華＠生きてます

炎羅

んじゃ、2回戦始めるとするか？

元団長

えぇ。

元団長

あ。ハンデとして、君の方から攻撃してきてもいいですよ♪

元団長

(まだ手の麻痺完全に治ってませんし)

炎羅

それはそれは。俺を舐めてらっしゃるようで

元団長

まっ、さっきは私の銀ナイフで逃げる事に必死でしたから。君

元団長

逃げてる最中、ロクに攻撃も出来ない、愛する女も守れないとかマジの無n───

──シュッ、ドン！！

次の瞬間、炎で出来た槍が元団長さんの顔面スレスレで後ろの壁にぶっ刺さった。(ただし一部の髪は焦げた)

炎羅

無……なんて？

元団長

…怒らせちゃったか

春

煽るアンタが悪いさ

元団長

君は黙って見ていなさい

春

うわ、お前も本気かよ

元団長

そら愛する女が同じ人なもんですから

春

ふーん

カイラ

(おい待てコイツまだ気付いてないの？？？？)

飛鳥

(いやいや、今のは流石に気付いたでしょ…。)

カイラ

(飛鳥ちゃん覚えてる？あいつめっちゃ鈍感よ？)

飛鳥

(…そういえば…そうだった…)

飛鳥

(じゃなくてさ。なんで話せてるのよ)

カイラ

(脳波ってシロモノ)

飛鳥

(アンタ、たまーに怖いわよね)

炎羅

…そうかよ

炎羅

なら俺も負けてらんねぇな。

元団長

おっと。次はわたしのターンですよ♪

元団長

ホーリーエクエス

まるで召喚魔術でも使ったかのように、元団長の横には光を放つ騎士が現れ、炎羅の方に向かって剣を投げた。

炎羅

騎士のくせして剣を投げる、とは…

炎羅

まぁいい、ガード

元団長

ふぅむ、案外男らしいところもあるんですね…

元団長

てっきり逃げるかと♪

炎羅

そこまで舐められると困るぜ。

炎羅

ファイアバースト

元団長

あつっ…

元団長

炎をバースト…

元団長

フフ、火力は最大って感じですか

炎羅

ああ、火力を最大出力でばーん、だ

春

ばーん…

炎羅

そう、ばーん

飛鳥

そう可愛らしいもんじゃないけどね

炎羅

別に良いぜ

元団長

ネーミングセンス、というか語彙が多少アレな気もしますが良いでしょう。

元団長

ちょっと大人気ないかもしれませんが……

元団長

弱・能力

炎羅

えっ

炎羅

いや、それは、反則だろ…

元団長

いいですか炎羅くん。

元団長

ルールはたまーに破らないと。

元団長

いつまでもルールを守る良い子ちゃんで居ても、社会では負けるのみですよ

元団長

頭、使いましょうね♡

炎羅

これまた汚ねぇ大人だ…

元団長

人間ってのは元々穢らわしい生き物ですが？

炎羅

それは……一理ある…

元団長

でしょう？

元団長

ってーことでー…

元団長

ここでショーのクライマックスですかね

炎羅

は？

元団長

ブレイククラッシュ

炎羅

はやっ──

炎羅

ゴフッ！？

元団長

ま、弱能力が掛かっている状態でブレイククラッシュをモロに受けると、まともに動けなくなりますよね

元団長

後はとどめを刺すのみとなりました♪

春

(あー、これはマズイ)

炎羅

ぐっ……

炎羅

(まだ体力は残っている、けど力が入らねえ…)

炎羅

(…が、能力は使える。気がする)

炎羅

ﾑｽﾍﾟﾙﾍｲﾑ
炎熱地獄

元団長

っあ

火の海と1つの岩のようなものが団長を呑み、撲った。炎羅の厚意(?)により団長は焦げはしなかったものの、岩のおかげですんっごいダメージを受けた。本人曰く冗談無しに1度三途の川を渡りかけたとか。

　　　　　炎羅その攻撃をした発動者も、団長ほどではないがものすごいダメージを受けた。本人曰く死ぬかと思ったとか。

元団長

いだい！！！痛い！！！！

元団長

ああああーもう！！！！！負けた！！！！負けました！！！！！！！最悪！！！！！！！痛い！！！！

元団長

クッッソ、ただの学生風情が役会元幹部の私を倒すなんて………

元団長

ほんっと面白くない。

元団長

この私が、大人として、貴様よりもおそらく強いランク保持者として！！！！！

元団長

お前のメンタルと体をズタズタにして！！！その後は奴隷にして(規制)な事や(規制規制規制規制規制)という事をするはずだったのにいいいい！！！！！！！！

カイラ

……うわぁ………

飛鳥

わたし、こんな大人にはならないよ。

春

これが本性って魔法か……

元団長

大の大人が2度も学生に負けるなんてあってはならないことです！！！！！！

炎羅

…大人って、穢らわしい生き物だよな

元団長

黙りなさい学生風情が！！！！

炎羅

うおぉ…

春

そういえば炎羅…大丈夫？

炎羅

え？あ、あぁ…痛いが…

春

あ、痛いのね

春

だれか救急箱とかヒール能力持ってる人いなーい？

カイラ

どっちもなーい

飛鳥

同じくなーい

春

お前は？

元団長

あるとでも？？？？

春

分かったなーいのね

元団長

つか私も結構死にそうなんですよ

春

だから？

元団長

治療をしろと言っ─

春

人にお願いする時は？

元団長

……治療してください

春

誰に？

元団長

クソ野r─

春

は？

元団長

………春様に……

春

クソ程気に食わないけどよろしい。

春

さて……

春

……どうしよう

カイラ

あ、待って待って

春

ん？

カイラ

ポケットに包帯1ロールあったわ

飛鳥

1ロールで足りそう？

カイラ

多分ね

春

……しっかりあるじゃん

カイラ

偶然偶然

カイラ

さて、後は春にお願いしようか

春

は？？？？？

春

ちょ、飛鳥は……

飛鳥

ごめん治療とかやったことないんだ！ごめんね！

春

うっわ！わざとらし！！

春

あーあー分かったよ！！やれば良いんでしょやれば…

春

はい炎羅、傷口出して

炎羅

ほい

数分後

春

よーし出来た

春

次はお前だ

元団長

その人を殺す前のセリフみたいなのやめてくれません？？

春

なにが？？

元団長

あ、自覚なしですか

春

とりあえず包帯するからこっち来な

元団長

はーい

元団長

いった！！！！

元団長

ちょ、なんでわざと傷口グリグリするんですか！！！痛い！！！！！

元団長

春さん！？！？！聞いてます！？！？！？

春

黙っときな、傷口殴るよ

元団長

………

数分後

春

よっしゃ出来た

元団長

いっt─

春

女に治療してもらいながら文句言うんじゃねぇ

元団長

…スミマセン。

春

わ、やけに素直

元団長

だから元々こういう設…

元団長

せ、い、か、く、な、ん、で、す！！！！！！！

春

アンタいっつも間違えてるね、設tと性格

元団長

事実ですもの

春

そりゃそうだけど、世界観は守りなさい

元団長

へっ、よく言いますよ

春

なんと？

元団長

いえ

炎羅

つーことで、俺が勝ったからお前を好きにさせてもらう

元団長

あぁ最悪…

炎羅

俺が出した条件はお前の意思で呑んだろ。

元団長

そりゃ勝つと思ってましたからね

炎羅

だから舐めすぎるなと

元団長

そうですね。正味めっちゃ舐めてました

炎羅

だからこんな災難に…

元団長

クソォォッッッ！！！！！

炎羅

で、早速頼みごとだ

炎羅

春

ほい

春

えーっとね、まずは私達に役会の色々を教えてほしい

春

主要人物とか主な役割の説明とかなにかと色々

元団長

ほう？

元団長

出来れば君たちの力で知ってもらいたかったのですが…

元団長

いいでしょう、知ってる範囲で教えますよ

元団長

ですが教える前に行ってほしいところがあります

飛鳥

行かないと教えない、と？

元団長

教えられない、のが近いですね

カイラ

…まさかまた捕らえるとか無いでしょうね

元団長

無いですよ、もう流石に

元団長

(出来ればしたいですが物語がおもんなくなっちゃうので)

元団長

ホント色々諦めましたよ…

春

それなら、少し行くくらい良いと思う？

炎羅

あぁ、良いと思う

春

なら決まりね

春

ところでその行ってほしい場所って？

元団長

ああ、ちょっと待ってください

元団長

はい、ここらの地図です

春

ほう

元団長

この教か……この小屋からこう行ってこんな感じでこんな感じです

春

うん、わからない！

元団長

ですよね

元団長

ちょいまちです

元団長

ペンでなぞっておきました

飛鳥

これなら分かるわね

カイラ

…かなり山とかありそうだけど、ちゃんと道なの？

元団長

なかなか面白い事言いますね。

元団長

もちろん全部

山道です

炎羅

は？

元団長

山道

春

うそ

元団長

マジ

カイラ

そんなところ行きたくない

元団長

しゃーないですよ。

元団長

あ、ちなみに辿りついた先に役会のことと…

元団長

この国の事を知っている人物が居ます。

飛鳥

うっそ、そんなの

元団長

居る。

元団長

私の友人ですから。

飛鳥

はぁ…

炎羅

じゃ、俺らはまずここに行った後ここに戻って来るのか？

元団長

はい。

元団長

お待ちしております

春

そこは着いてこいよ

元団長

無理です。研究するので

カイラ

なんの研究よ

元団長

人間

飛鳥

犯罪かしら

元団長

いいえ

春

…とにかく行けば良いんだね？

元団長

はい

カイラ

…行きましょ

飛鳥

うん…怪しいけど…

春

こ、ここの、道、全く、整備されて、ないじゃん！！！！

春

休める場所どころか、足の踏み場すらないけど！？！？

炎羅

しゃ、しゃーないだろ…

春

どこがだよーー！！！

カイラ

飛びたい…

飛鳥

できるよ

春

遠慮しておく

春

や、やっと整備されてるところに出た…

春

あ、もしかしてここの家？

炎羅

ボッロボロじゃねぇか…

カイラ

…随分年数が経っているようだけど…

飛鳥

中で人でも死んでたり

春

こ、怖い事言わないでよぅ…

カイラ

ま、まぁ入ってみれば分かるでしょ。

飛鳥

そこはまずドアノックね。

カイラ

…良く出来た子だわ

春

すみませーん、誰かいますかー？

・

炎羅

返事、無いな。

飛鳥

っスーー……

飛鳥

すみませーーーーーん！！！！

飛鳥

どなたかいらっしゃいますかーーーーー！！！！

・

春

も、ももももしかしてマジで死んでるとか

カイラ

……ハハッ…

カイラ

笑えねぇ……

…ﾀ…ﾃ…

炎羅

な、なぁ、今、今なんか声…

春

お、おいおい気付かねぇフリしとけってバカ！！！

炎羅

バカだと！？！？

春

黙っとけ

炎羅

はい

い、た、

くる、し

飛鳥

…触れたくないけど、これ、あの家から…

春

…入る？

飛鳥

そうするしかないわ…

春

っひ、…！！！

続く

2023/11/02 18:00:04

改稿 2024/03/19 21:21:03

に、268タップゥ……

大分改稿してすまねぇ……

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このお話おいしいね（（

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