長尾謙杜
絶対に、嘘や、!!
俺は、前に、みっちーから、ある話を聞いていたことがあった。
『俺の好きな人は、幼稚園の時から、 ずっと虐められてるんだよね...』って、 言われたことがある。
みっちーは、その子について、詳しく教えてくれた。 どんなことでも、立ち向かってる、そんな姿が 俺はかっこいいと思っていた。
みっちーの好きな人やけど、みっちーから、話を聞いていて、 俺は、その日から、ずっと頭からその人が離れなかった。
俺やって、会ったことないからありえへんって思ってたけど、 流星くんなら、納得がいく。
どんな、俺たちのいじめでも、毎日、俺たちが危ない時は、 流星くんが丈くんから庇ってくれた。
俺...、何も知らなかった...、なのに...、なのにぃ...ッ...、
大西流星
大西流星
長尾謙杜
なかったんです...、
長尾謙杜
大西流星
謙杜。話、聞いてたって
怒らない。だから、
泣かんといて、?
長尾謙杜
で、でも...、俺...、
今まで、最低なこと...、
してきたッ...、
大西流星
全然、謝ることやない。
俺は、どんな謙杜も
好きやで?
長尾謙杜
俺...、怖いよ...、
長尾謙杜
流星くんと、話したい
って...、仲良くしたい
って思ってた...、けど...、
丈くんが、怖いよ...、ッ、
大西流星
大西流星
もう少しだけ、
待っててくれへん、?
長尾謙杜
大西流星
みんなで、笑顔になれる
日々を作りたい...、!
だから、
待ってて欲しいッ...!
長尾謙杜
大西流星
長尾謙杜
虐めたんだよ、?なのに、
どうして助けようと
してくれるの...?
大西流星
俺ら、約束したやろ?
お互いに助け合って、
メンバー一人一人が
輝いてる最高のグループで
いるって。困ってる時は、
お互い様やで?
メンバーなんやから、
助け合わないと、な?
そうや...、俺、忘れてた...、
お互いに助け合って一人一人が輝いてる 最高のグループでいるって 約束したんやった。
それには、深い意味もある。
俺らは、性格が全然ちゃうけど、メンバーとして、 お互いを認め合って、助け合う。 一人一人、自分の好きなことを見つけて、自分が一番、 最高に、輝いていられる。
そう決めたのに...、なのに...、俺...、
メンバーを認めないで、挙句の果てに虐めて、 暴力だって振るってた...、
ちゃんと、メンバーとして、流星くんは、頑張ってたんや...
俺やって、一人の、最高のメンバーとして、頑張らんと...ッ、