別に、同情したわけではない。
同情するわけがない。
こいつが何をやろうが勝手なのだから。
でも、私も仕事だ。
どんな事情があろうと、
どんなことをやっていようと、
依頼を受けたからには容赦しない。
変わらない
…
貴方はあの時から何も変わっていない
あの時も今も自分のエゴで人を殺す。
貴方は何がしたい?
黙れ。
貴方は本当に望んでいたの?
この未来を?
この結末を?
どう言われようとこれが私の未来。
それは決して揺るがない。
本当に?
なら、少しだけ。
信じてみる。
勝手にしろよ。
なんでいつもこうなんだ。
私の趣味を。
私の好きを。
また、奪うのか。
…違う
律
…
お前も父さんと同じだな
うるさい
お前にだけは言われたくない!
でも律
事実だろう?
…好きに言ってろよ…
誰になんと言われようと
私のすることも、
私の気持ちも、
…私の願いも。
私のただ一つの願い。
それは自由に生きること。
これらは絶対に変わらないのだから。
メンバー
メンバー
バタッ
律
優花
優花
優花
どうやら私はここまでらしい。
今まで散々やって来た罰だろうか?
そうだとしたら簡単に受け入れられる。
だって私は何も守れなかったのだから。
自分の興味も。
自分の存在価値も。
自分の本来の性格も。
でも一番後悔しているのは…
母を守れなかったこと。
律
律
メンバー
優花
優花
バァン
…
貴方はそれでよかったの?
律
…そう
お前は逃げたんだ。
自分のやっていたことの真相に気付いてしまったから逃げたんだ。
お前は…
父さんと…俺と同じことをしたと気付いてしまったから。
…つまり、結局お前は父さんの子だったんだな。
律
律
律
律
律
律
律
律
その通りだ。
律
律
律
律
…もういいのよ律
私のせいで苦しめてごめんなさい
ゆっくり、おやすみなさい…
優花
目の前には亡骸の山があり、その中に主犯格がいる。
優花
依頼は達成した。早く春と合流しよう。
覚えておいて
優花
油断をしたら貴方の大切なものは
一瞬で遠のいていくということを
優花
脳裏に何かよぎったと思えば、そんなこと。
優花
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