昴
お邪魔しまーす
黎
勝手に家の中歩くなよ
昴
はいはーい
秋澄風
昴さんって黎の幼なじみなんだよね?
昴
うん。そうだよ?
秋澄風
小学校の頃とかどういう感じだったの?
昴
気になるの?
秋澄風
だって、女狩ってたとか…
昴
あー、あれはそういうノリね
昴
そんなことできるほど茉夏に度胸ねぇもん
秋澄風
あー…(たしかに、危ないB男だもんな)
昴
そうだねー、昔の茉夏は今の面影は全然なかったよ
秋澄風
もっとチャラかったとか?
昴
逆、陰キャだった
秋澄風
いっ…?
昴
教室の端っこで寝てるか本読んでるかしてる不思議な奴
昴
だから気になって近づいた。最初は警戒されたけど
秋澄風
けど…?
昴
人が好きなんだろうな。すぐ懐いてきたよ
秋澄風
猫みたい…
昴
ホントそうだよね
昴
それに、茉夏は家庭環境が複雑でさ
昴
あ、だからか…
秋澄風
なにが?
昴
秋澄風くんを預かったの。茉夏も同じようなものだった
秋澄風
黎も捨てられたの…?
昴
捨てられたっていうか…嫌われたって感じ
秋澄風
親に?
昴
いや、家に
秋澄風
家…?
昴
茉夏の家は、芸術に携わってるんだ
昴
昔から英才教育をしてるけど、茉夏は
黎
おい
昴
茉夏…
秋澄風
黎!?
黎
俺のことペラペラ喋んな
昴
ごめんごめん
秋澄風
で、黎はどうしたの?
昴
え?
秋澄風
その先のこと聞かせて
黎
おい
秋澄風
黎は俺の事知ってる。けど俺は知らない
秋澄風
それがウザイから
黎
バカ言え。お前が知ったって昔のことだ
黎
なんもなんねぇよ
秋澄風
なんかなるかもだろ!
黎
なんねぇよ
昴
とりあえずいただきまーす
黎
お前が話し始めたのが原因だからな。覚えとけよ
昴
ごめんて
秋澄風
ムッスー
黎
人にはな、知られていいことと知られたくないことがあるんだよ
秋澄風
俺そういうのわかんないし
黎
(反抗的だなこのクソガキ…)
秋澄風
クソガキって思ったでしょ
黎
おー、エスパーみたいだな。御明答だ
秋澄風
クソガキじゃねぇよ
黎
クソガキだ
秋澄風
ガキであってもクソじゃねぇ
黎
どっからどう見てもクソだろ
秋澄風
クソじゃねぇ
昴
まぁまぁ2人とも
黎
お前が元凶だからな昴
昴
それはほんとにごめんて
黎
ご馳走様。仕事行く
秋澄風
帰ってくんな
黎
は?居候のくせに生意気言うな
秋澄風
お前が拾ったんだろ
黎
拾ってなきゃ死んでただろ
秋澄風
早く行けよ!
昴
…小さい喧嘩から大きい喧嘩に発展するタイプなんだね
秋澄風
別にいいでしょ
昴
どうするの?家帰ってきたらまた大喧嘩でしょ
秋澄風
ご馳走様。わからないけど、それなりに対応するし
秋澄風
クソガキじゃないから
昴
(まだ気にしてたのか…)
昴
楽に過ごしたいなら俺の家来る?
秋澄風
えっ、家あるの?
昴
(茉夏がクソガキって言う理由がわかったかもなぁ)
昴
あるに決まってるじゃん。ないと思ったの?
秋澄風
なんとなく
昴
まぁいいや。真夏の家に近いからさ、すぐに帰れるし
昴
学校とか行かなきゃでしょ?
秋澄風
あ、確かに…
昴
寝るってだけでも良いしね
秋澄風
…じゃあ、お邪魔しようかな
昴
大歓迎大歓迎
秋澄風
おじゃましまーす…
昴
どうぞ〜。くつろいでいいよ。コーヒー飲める?
秋澄風
飲める
秋澄風
けどミルク入れて欲しい
昴
まだまだ子供舌だね
秋澄風
子供じゃない
昴
できるまで時間かかるから先に話そうか
昴
茉夏のこと
秋澄風
いや、もう俺が直に聞いた方が本人も楽かなって思い始めてて
秋澄風
そんな無理強いしてもキツイかなって…だから大丈夫です
秋澄風
でも、気まずいっちゃ気まずいんで泊めて欲しいんですけど
昴
…そっか。いいよ。考え方が大人になったね
秋澄風
(大人)
昴
あ、できた
昴
はい、どうぞ
秋澄風
ありがとう
昴
秋澄風くんは今中2なんだよね
秋澄風
うん
昴
恋愛してる?
秋澄風
ブッゴホッエホッ
昴
えっ、だ大丈夫…!?
秋澄風
ずみまぜっ
昴
ハイハイゆっくり深呼吸ね
昴
もしかして図星だったとか?
秋澄風
いや、逆です
秋澄風
俺恋愛したことないからなんか聞きなれなくて
昴
ウブだなぁ
秋澄風
昴さんは?
昴
俺?俺は捨てられたばっかりだよ
秋澄風
…え?
昴
秋澄風くんの体いいね。男だけど女みたいにスラッとしてる
昴
ニタァ…
秋澄風
ヒッ
秋澄風
(この人、やばい方だ)






