🌸&📢🧸 「声に触れる」
ライブ本番。 大歓声の中で、LANといるまが向かい合う。 曲のラスト、二人の視線が自然と重なる。
「...やっぱり、離れたくない」
歌い終わったあと、舞台袖に戻るとLANが勢いよく腕を掴んだ。
R
いるま、もう無理。
R
…俺、ずっといるまに触れたかった
震える声で告白するLAN。 いるまは一瞬迷ったが、ゆっくりLANの背に腕を回した。
I
…らん、俺も
いるまの声微かに震えていた。 LANは笑い、そしてそっと額を合わせる、
舞台裏の熱気と、互いの声が混ざり合う。 すれ違った日々は、ようやく溶けて一つになった。







