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お姉さんを好きになっても、良いですか

第1話 - 第1話　出会い

2024年12月06日

#おねショタ

✮*｡ﾟ雨宮零_サブ垢 𓃠‪

篠崎未来

（えーっと…取り敢えずこの子どうしよ…。流れで拾ってきたは良いけど…家に返さないとだよね）

笹崎陸

…

篠崎未来

（はああ、今日もバイト疲れた〜…）

バイトの帰り、溜息を吐きながら歩いていると

ふと暗闇に座り込む1人の少年に目が行った。

篠崎未来

（え？あの子…子供…？だよね？何でこんな時間に座り込んでるの…？）

私はふと時計の時刻を確認した。

時刻はとうに、２２時を過ぎていた。

篠崎未来

（子供がいて良い時間じゃないよね…？取り敢えず声かけようかな。）

篠崎未来

ねえ君。

笹崎陸

…！

篠崎未来

（すごく怯えてるな…どうしたんだろう？）

篠崎未来

それ、怪我してるの？

笹崎陸

…！あ…えと…はい。

篠崎未来

（子供がこんな時間に1人…それにこの大怪我…考えたくないけど、虐待かな？）

篠崎未来

取り敢えず私の家に来て。手当てとか色々するから。

笹崎陸

あ、は、はい！

パタパタパタパタ…

ガチャ…パタン…

篠崎未来

入って良いよ。

笹崎陸

お、お邪魔します…

サッ、ササッ…

篠崎未来

（偉…靴揃えてる。きっと良い所の子供か何かだな。）

篠崎未来

じゃ、リビングいこっか。

笹崎陸

はい

篠崎未来

少し染みるかもだけど、我慢してね。

笹崎陸

ｺｸｯ）

シューー…

笹崎陸

〜〜〜（泣

篠崎未来

（染みるよね…痛いよね…ごめんね💦）

ペタッ

篠崎未来

はい。終わり。頑張ったね。

笹崎陸

あ、有難うございます。

篠崎未来

そうだ。君。お父さんかお母さんは？家に居る？

笹崎陸

あ、えと、お母さんは居なくて、お父さんは仕事で家に居ません。

篠崎未来

そっか

篠崎未来

（じゃあ取り敢えず虐待？の線は消えたか…）

篠崎未来

その怪我は？どうしたの？

笹崎陸

あ…えと…。

篠崎未来

（急に俯いてモジモジし出したな…多分「虐め」だろうな…）

篠崎未来

ねえ、君。名前は？

笹崎陸

あ、えと…笹崎陸…です。

篠崎未来

そう。陸。年齢は？

笹崎陸

じゅ、12歳です…

篠崎未来

（若っ！！私の6個下じゃん…）

笹崎陸

あの…お姉さんは…？

篠崎未来

私は、篠崎未来。18歳。

笹崎陸

…！（年上のお姉さんだ…）

篠崎未来

今日はもう遅いから、家に帰りな？

笹崎陸

あ、えと、、

篠崎未来

ん？

笹崎陸

…何でもないです！手当ありがとうございました！

篠崎未来

ん

笹崎陸

あのっ、お姉さん！

篠崎未来

ん？

笹崎陸

その…

篠崎未来

ゆっくりで良いよ。ちゃんと聞くから。

笹崎陸

ま、また、この家に来ても良いですか…？

篠崎未来

どうして？

笹崎陸

その、えっと…この家…お姉さんと居ると心地よくて…

篠崎未来

（心地いい…か）

篠崎未来

私の家は駄目。（今回は仕方ないけど、周りの目もあるからね…）

笹崎陸

そ、そうですか…

篠崎未来

でも、近所の公園でならいいよ。

笹崎陸

…！やった！！

篠崎未来

その代わり、ちゃんと家には帰るんだよ？

笹崎陸

はい！では！

ガチャ…パタン

篠崎未来

…ふぅ。

篠崎未来

（これで良かったのかな？何か最後に言いたげだったけど…まあいいや、明日聞いてあげよう）

ドサッ…

笹崎陸

（お姉さんの手…暖かかったなぁ…）

笹崎陸

……（明日が楽しみだなぁ…。）

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✮*｡ﾟ雨宮零_サブ垢 𓃠‪

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