ー夏祭り当日ー
香織
ごめん!遅れる💦
僕
大丈夫👍待つよ
僕は香織を待たせないように、早めに駅に向かった
香織
ごめん!待った?
僕
いや、大丈夫
スマホから目を離して彼女を見ると、走ってきたのか少し髪が乱れていた
僕はまるで彼女を初めて見たかのように緊張した。だってメイクしてるんだ。彼女の良さを引き立たせていて、凄く綺麗だ
僕
私服初めてだね。可愛い
緊張してる感じがバレないように、僕はできるだけ自然に言った。緊張が伝わってなければいいんだけど
隣で歩く彼女がいつもとは違っていて、彼女をまともに見れなかった
僕
うわ!きゅうりだ!俺きゅうり大好きなんだよね
僕
夏といえばきゅうり!じゃね?笑
香織
カッパみたい笑笑
僕
買ってくるけどいる?
香織
大丈夫👍
僕はきゅうりを買い、香織の隣で食べながら歩いた。自分が本当にカッパみたいに思えて、笑ってしまった
香織は途中でかき氷を買った
香織
食べる?
僕
いいの?
香織
うん笑
僕
じゃあ、いただきます
僕がスプーンを受け取ろうとしたが、彼女は渡してくれない
僕
スプーンくれないと食べれないよ笑
香織
食べさせてあげるから口開けて
僕
ええ笑恥ずかしいよ笑
香織
開けないとあげないよ
僕は少し人の目を気にし、恥ずかしがりながら口を開けた。香織は少し悪戯っぽい笑みを浮かべて僕の口にかき氷を入れた
僕
んっ!うまっ!もう一口ちょうだい
僕
僕
つめった!
香織
一気に口に入れ過ぎだよ笑
頭がキーンとしてる僕を見て香織が笑うと場が和む感じがして、緊張が少し溶けた
僕
ね、花火見ない?場所見つけようよ
断られないかな、っと少し不安になる