柊の中学時代。
彼女の手は守るために染まっていた。
腐った家庭。
親の暴力。
弟を庇いながら
どんな手を使ってでも家を守った。
気づけば周囲は敵だらけで、
自分だけが牙を剥く存在になっていた。
そんな過去を知る人間が、
音駒にも一人_
柊 冬夜。お前がここにいるなんてな。
面白ぇ笑
現れたのは、隣町の不良グループの元リーダー
御影 颯真。
かつて柊が潰したブループの一員で
彼女に深い恨みを抱いていた。
御影 颯真
お前のこと忘れてなかったぜ。
御影 颯真
綺麗な顔して、どこまで嘘ついて生きるつもりだ?
颯真の挑発に、
柊の中で何かが音を立てて崩れる。
柊 冬夜
放っておいてよ。あたしはもうそういうの、終わらせたくてここにいるの。
けれど、過去はそう簡単には消えない。







