一覧ページ

スパロウメモリー

第11話 - 血の滴るスーツケース捜査編2

2025年07月17日

#ハンドレッドノート二次創作

#オリジナルハウス

#オリジナルキャラ

晴

今回は捜査編2となっております。前回全くスワロウテイルが出せなかったので今回はちゃんと出ます。

〇〇駅から少し離れた場所

東雲薫

そうだ。一度誠一達に連絡するわ。その前に一度わかっていることをまとめましょうか。

望月雪翔

さっきの話でわかったのは
スーツケース発見前に迷子や体調不良などのトラブルが多かった。
凶器は氷の可能性が高い。
スーツケースは新しめだったね。
1人だけ話が聞けてないくらいかな？

雪城葵

それ以外に新しくわかったことがあるよ。

望月雪翔

流石葵だね。それで何がわかったんだい？

雪城葵

わかったことは3つ。1つは水瀬さんと片瀬さんが犯人であること。でも証拠がないから探し出さなきゃだね。それで2つ目は…片瀬さんはもうこの世に居ない可能性が高いこと。だからあの時不自然な事を言ってたんだよ。そして3つ目、証拠になりうる物が片瀬さんの家にあるということ。

望月雪翔

待って、どういうこと？

東雲薫

まさか能力使ったの？

雪城葵

ちょっとね。水瀬さんはテーブルに手を触れていたからその時に軽く読んだだけだよ。

東雲薫

体調は平気？疲れてない？後のことは雪翔に任せて二人でスワロウテイルの事務所に行く？

望月雪翔

え、ちょっと酷いよ。僕だけハブって二人でスワロウテイルの事務所に行くなんて…僕だって葵と一緒がいい。薫だけ狡い。

東雲薫

スパロウメモリーの中で最年長は誰？

望月雪翔

僕だよ。

東雲薫

それなら駄々をこねないの。大人になりなさい。

望月雪翔

それとこれとは別だもん。僕を1人にしないでよ。それに証拠品見つけるのなら薫の方が適任じゃないか。

東雲薫

か弱い女性に一人で証拠品探させる気？水瀬さんが来てしまったら私なんて勝てるわけないじゃない。

望月雪翔

薫なら大丈夫だよ。だって(大の男を気絶させる程)強いじゃない。

東雲薫

なにか含みがある気がするのだけど…

雪城葵

2人ともストーップ。私疲れてないし、体調も平気。だから私も片瀬さんの家に行くよ。それに実際に行かないと確証が持てないからね。

こうして3人で片瀬の家に行くことになった

雪城葵

ってそんなことよりも連絡するのに何がわかったのかまとめないとだよ。

望月雪翔

あ、そうだった。ごめん。

東雲薫

そうだったわね。

雪城葵

私達が掴んだ情報は、4つ。
1つ、スーツケースが発見された日に迷子と体調不良者が多かったこと。
2つ、凶器は氷の可能性が高いこと。
3つ、犯人は少なくとも2人はいて、犯人の1人は、片瀬さんということ。
4つ、水瀬さんは共犯者の可能性が高いが、証拠がないこと。だね。

東雲薫

ちょっと待って、片瀬さんが亡くなっているかもってところは言わないの？

雪城葵

うーん、実はまだ確証がないんだよね。片瀬さんの家に行けばって思ったけど、死んでいない可能性もあるから何とも言えないんだよね。あまり不確かな情報は混乱を招くからね。2人に言ったのは、まぁ、ほぼ死んでるのがわかってるからそれを探して欲しいんだ。

東雲薫

その片瀬って男の死体は家にあるってこと？

雪城葵

うーん問題はそこなんだよね。ここからは私の憶測だけど、片瀬さんもスーツケースに入れられていると思うんだよね。もう一人の犯人が、今夜片瀬さんの死体を海にでも捨てるんじゃないかな。だからその為には死体を何処かに隠さなければいけないんだけど、水瀬さんが犯人の場合、職場にスーツケースを持ってくれば怪しまれるし、中を見られるだろうから隠しておく場所が必要だった。そして隠すのに最適なのは片瀬さん本人の家だよ。まぁ、見つけにくいところに隠されてるだろうから探さないとなんだけどね。

望月雪翔

だから探して欲しいって最初に言ってたのか。

雪城葵

うん。流石に隠し場所までは分からなかったから。

望月雪翔

そういうことなら僕の方が得意かも。元々僕は犯罪者と接することが多かったからね。安心して任せてよ。

東雲薫

わかったわ。必ず見つけるわ。でもその前に一つだけいいかしら。

雪城葵

2人共ありがとう。
薫お姉ちゃん、分からないことでもあった？

東雲薫

いいえ、分からないことじゃないわよ。

雪城葵

それなら何を聞きたいの？

東雲薫

葵、気づいてるわよね。

雪城葵

え？何か私気づいたこと他にあったっけ？
(見落としは無いはずだけど、薫お姉ちゃんは何が言いたいのだろうか？)

東雲薫

気づいて…ないの？嘘…雪翔は気づいてるわよね？

望月雪翔

僕は今薫に言われて気づいたよ。僕の身長だと見えずらくてって言ってる場合じゃないよ。ティッシュ、ティッシュ。

雪城葵

？ティッシュ…

東雲薫

葵、貴女、鼻血出てるわよ。明らかに使いすぎよ。使うなら私達に言ってっていつも言ってるでしょう。幸い、早く気づいたからそんなに悲惨なことにはなってないけど、気づかないのもどうかと思うわよ。服は、黒っぽいから目立たないと思うけど、帰ったらちゃんと洗わないとね。

薫は、葵に注意をしながらティッシュで葵の鼻を抑えた。

スワロウテイル事務所

恵美まどか

ふぅーわかったよ。何処であのスーツケース見たのか。

神柴健三

お疲れ様ですまどかさん。

踏分誠一

ホンマか!?それでいつ見たんや？

恵美まどか

3日前だよ。

踏分誠一

3日前ちゅーと中華を食べに行った日やな！

恵美まどか

うん。中華屋を出て、家に帰る途中であのスーツケースを見たんだ。しかも2つもね。持っていたのは三十代後半の男だったよ。ほぼその男が犯人で決まりだろうね。ただ、足早に駅の方に向かっていったのが見えただけだし、私服だったみたいだからどこの誰で、何をしている人なのかは分からなかったよ。

神柴健三

流石まどかさんです。

踏分誠一

そうなるとその男を探すのは難しくないか？

恵美まどか

うん、そうなんだよ。何せ3日前のことだし、駅の方に向かったのを少し見ただけだから駅に行ったのかまでは分からないから探しようがないんだよね。
ところで、薫はどこ？

踏分誠一

薫姉ちゃん達なら証拠品見せてもらいに警察署に行ったで。ついさっきここを出たからしばらくはかかるんちゃう？

恵美まどか

なんで止めてくれなかったんだよ。せっかく頑張ったから褒めてもらおうと思ってたのに。

神柴健三

すみません。ですが、終わったら此方に来ると仰っていました。それとなにか分かったら誠一くんに連絡すると…

恵美まどか

ふーん、なら今の僕らは連絡が、来るまで待つしかないね。それじゃあ僕は寝るから薫が戻ってきたら起こしてぇ～。おやすみぃ〜。

踏分誠一

ちょっ寝るなや！ってもう寝とる。相変わらず早いな～。合同捜査なんをわかっとるんかな。

神柴健三

うるさいですよ誠一くん。まどかさんは疲れているんです。まどかさんの安眠を邪魔するなら処しますよ。

踏分誠一

うっ、理不尽と言いたいが、確かに恵美は記憶に潜ったから疲れてるんはわかるんよ。せやけどなんか悪いやん。スパロウメモリーの3人に色々やらせてるみたいでな。

神柴健三

確かに私たちは何もしていませんからね。ですが闇雲に聞き込みするより、連絡を待ってからの方が効率的ではありますよ。今私達が駅に行って聞き込みしても無駄足になりますからね。まぁでも誠一くんが、どうしてもなにかしたいならお菓子でも作っていればいいでしょ。

踏分誠一

せやな。疲れてるだろうし、お菓子というか、軽く食べれるもんでも作ってくるわ。

神柴健三

ﾊｧｰ全く落ち着きのない。私は連絡が来るまで、まどかさんの寝顔でも眺めて待ちますか。

因みにスパロウメモリーは駅に向かっている最中です。

踏分誠一

ふんふふん♪たまには健三もいいこと言うなぁ。ちょーどサンドイッチの材料買うてきたんは正解やったわ。サンドイッチなら軽食にピッタリやしな♪

片瀬の家

望月雪翔

いやー、さっきは焦ったね。でも無事に止まって良かったよ。でも今日はもう能力使わないで欲しいんだけどね。

東雲薫

私も使って欲しくは無いんだけど、今日じゃなきゃダメなのよね？

雪城葵

ごめんね2人共。明日にはここに来る意味がなくなっちゃうから…

望月雪翔

わかったよ。さて、スーツケースを探せばいいんだよね？

雪城葵

うん。大きめのスーツケースが何処かにあると思うから見つけたら教えて欲しい。

望月雪翔

わかったよ。葵は無理しないでね。薫は葵についてて。

雪城葵

ありがとう。善処するね。

東雲薫

わかってるわ。雪翔も気をつけてよ。何かあったらすぐに言ってよ。

望月雪翔

わかってるよ。じゃあ僕はあっちの部屋から探すから。

雪翔はそういいながら奥の部屋に入って行った。

東雲薫

さて、私達はキッチンに行きましょ。

雪城葵

そうだね。って今いる所がキッチンじゃない？

東雲薫

本当ね。埋もれてるから気づかなかったわ。兎に角冷凍庫を見てみましょう。開けるわよ。

雪城葵

うん、あ！これだ。良かった。証拠隠滅されてなかった。でも、1つしかない。ってことはゴミ箱にあるかも。

東雲薫

ゴミ箱は……あったわ！ここよ。しかも包丁の型みたいなのもあったわ。

雪城葵

これで凶器の証拠品も見つかった。あとは片瀬さんが見つかれば…

雪城葵

ｲｯ、こんな時に…って雪翔お兄ちゃんが危ない。

東雲薫

どうしたの？葵。ちょっと待って、そっちは雪翔がって聞いてないわね。

葵が突如走って奥の部屋に向かった。それを追いかけるように薫もキッチンを後にした。

晴

いかがでしたか？楽しんで頂けたら幸いです。

晴

実は私、pixivでも活動しておりまして、このオリジナルハウスの話をpixivで書こうと思っています。なのでもしかしたらこっちよりもpixivで書いていくかもしれません。pixivは出来ないとかでしたら教えてください。そしたらこっちでも書きます。

晴

ここまでお読み下さりありがとうございます。

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

晴

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

スパロウメモリー

第11話 - 血の滴るスーツケース捜査編2

作者の他の作品すべて見る

#ハンドレッドノート二次創作の新着小説
一覧

関連するタグ

スパロウメモリー

第11話 - 血の滴るスーツケース 捜査編2

作者の他の作品すべて見る

#ハンドレッドノート二次創作の新着小説一覧

関連するタグ

第11話 - 血の滴るスーツケース捜査編2

#ハンドレッドノート二次創作の新着小説
一覧